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授業の概要(ねらい) |
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世界にはさまざまな地域が存在します。それらの地域を理解するためには、それぞれの地域の特徴を捉えなければなりません。本講義では世界各地の大陸や世界遺産を事例に、その地誌学的理解を試みます。また、受講者各自がいずれかの大陸や世界遺産を取り上げ、自ら地誌学的な理解を行い、説明できることを目指します。 本講義で地域を地誌学的に理解する能力を身につければ、その視点を用いて自身の旅の楽しさを増加させたり、各地の観光振興に役立てたりすることができます。
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2. |
授業の到達目標 |
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本講義の到達目標は主に以下の2点です。 ・各地の世界遺産について理解し、説明できる。 ・地誌学的にみた地域の特徴を理解し、説明できる。
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成績評価の方法および基準 |
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成績は以下の3つで評価します。 ・グループ発表(2回) 50% ・中間レポート 25% ・期末レポート 25%
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教科書・参考書 |
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片平博文 2013.『新詳地理B』帝国書院. なお、講義内容に興味を持った場合、以下の書物が参考になるでしょう。 参考書 帝国書院 2012.『旅に出たくなる地図 世界』帝国書院. 世界遺産検定事務局 2017.『きほんを学ぶ学ぶ世界遺産100』マイナビ出版. 世界遺産検定事務局 2017.『くわしく学ぶ世界遺産300』マイナビ出版. 杉谷 隆ほか 2005.『風景のなかの自然地理』古今書院. 江口 旻ほか 2008.『図説 自然と環境』古今書院.
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準備学修の内容 |
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本講義では世界の色々な地域や場所を取り扱います。旅行では行き先として海外にも目を向けるようにし、ガイドブックやテレビ番組等を日頃から見たり、読んだりすると良いでしょう。
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その他履修上の注意事項 |
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本講義は世界遺産検定の受験にも参考になるよう配慮しています。ただし、資格の受験勉強のための講義ではありませんので留意して下さい。 本講義は各グループ2名から4名に別れて、グループでの作業と発表を中心とする演習系の講義です。そのため、この作業を欠席したり、発表ができない受講者は成績がつけられませんので注意して下さい。本講義は演習形式で進めるため、履修希望者が多数の場合には、履修制限(受講者の選定)を行うことがあります。必ず第1回目の授業には参加してください。 本講義に加えて日本地誌Ⅰ・日本地誌Ⅱ・外国地誌Ⅰ・観光地理学Ⅰ・観光地理学Ⅱを受講すると、観光地の地理学的理解、地誌学的理解をより深められます。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション | 【第2回】 | 世界の大陸を地誌学的に理解する1 | 【第3回】 | 世界の大陸を地誌学的に理解する2 | 【第4回】 | 発表(アジア・オセアニア) | 【第5回】 | 発表(ヨーロッパ) | 【第6回】 | 発表(中東・アフリカ) | 【第7回】 | 発表(アメリカ) | 【第8回】 | まとめと中間レポート作業 | 【第9回】 | 世界遺産を地誌学的に理解する 1 | 【第10回】 | 世界遺産を地誌学的に理解する 2 | 【第11回】 | 発表(アジア・オセアニアの世界遺産) | 【第12回】 | 発表(ヨーロッパの世界遺産) | 【第13回】 | 発表(中東・アフリカの世界遺産) | 【第14回】 | 発表(アメリカの世界遺産) | 【第15回】 | まとめと期末レポート作業 ※ 講義の受講者数や進行状況によっては計画が変更される事があります。 |
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