1. |
授業の概要(ねらい) |
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家族法をメーンテーマとする法律学演習であるが、履修者の希望があれば財産法領域もテーマとして扱う。 前期はグループ研究を中心に行う。家族法の教科書で必ず扱われる重要な論点を教員が解説した後、その論点に関する判例をグループで読み討論を行う。グループディスカッションでは法律論だけでなく、自分が当事者ならどうしたいか個人的な意見の交換も興味深く重要である。このようにして、判例の意義と位置づけを理解するとともに、ディスカッションのスキル習得をめざす。
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2. |
授業の到達目標 |
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①家族法の基本的知識と問題解決能力の修得 ②判例の読み方を学ぶ ③法的思考能力を養成する ④自分の意見をしっかりと述べるとともに他人の意見を聞く態度を高め、討論能力を養成する。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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出席状況、報告、議論への参加、レポート等を総合評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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家族法の教科書 別冊ジュリスト『民法判例百選Ⅲ』
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5. |
準備学修の内容 |
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①毎週ゼミで扱うテーマに関連して指示された判例や文献を読んでくる。 ②グループ学習では自主的にグループのメンバーで集まって発表の準備をする。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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①毎回出席するのはもちろんのこと、グループ学習の性格上、与えられた課題を責任をもって仕上げ、議論に積極的に参加してほしい。 ②ゼミメンバー同士やOB・OGとの懇親会にも積極的に出席して絆を深めてほしい。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス、自己紹介、ゼミ学習の内容と方針決定 | 【第2回】 | グループ討論 | 【第3回】 | 講義:婚姻 | 【第4回】 | グループ判例研究(1)婚姻の成立と婚姻意思 | 【第5回】 | グループ判例研究(2)女性の再婚禁止期間の合憲性 | 【第6回】 | 講義:離婚、婚姻外の男女関係 | 【第7回】 | グループ判例研究(3)有責配偶者からの離婚請求 | 【第8回】 | グループ判例研究(4)面会交流 | 【第9回】 | グループ判例研究(5)婚姻外の男女関係の解消 | 【第10回】 | ディベート | 【第11回】 | ディベート | 【第12回】 | 講義:親子 | 【第13回】 | グループ判例研究(6)推定の及ばない嫡出子の範囲 | 【第14回】 | グループ判例研究(7)虚偽の嫡出子出生届 | 【第15回】 | 前期まとめと後期学習のための話し合い |
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