Web Syllabus(講義概要)

　国際政治学の基礎知識及び現代国際政治の実態を解説します。
　基礎知識としては、国際政治、国際社会、ナショナリズム、国益、パワーといった概念の定義を説くとともに、国際政治上の行為主体（アクター）について説明します。加えて、国際政治の見方としてのリアリズム及びリベラリズムについても説明します。また、現代国際政治の具体的事例としては、帝国主義、東西冷戦（ベルリン封鎖、朝鮮戦争、キューバ危機、ベトナム戦争、デタント、米中接近、アフガニスタン紛争、ソ連崩壊等を含む）、中東戦争、多極化（第三世界＜非同盟＞を含む）等を取り上げます。
　授業を通じて、国際政治学の知識を得るとともに、国際政治の動向を捉えていただくことを目指します。

　単位取得時に学生が次のことができるようにすべく目指します。
　①中学の「社会」や高校の「政治・経済」の国際政治に関する部分を深く理解したうえで教授することができる。

　小テストと期末試験の得点を平均し成績評価します。小テストは授業内に、期末試験は定期試験として実施します。各試験の成績評価における比率は50％、50％です。情報は記憶しなければ知識にならないので、各試験とも資料等の試験会場への持ち込みは一切不可です。小テストは中間試験として実施する可能性があります。いわゆる出席点はありませんが、欠席・遅刻が多い者には厳しく対処します。欠席と遅刻の合計数が３回以上になると減点対象になります。詳細はガイダンスで説明します。場合によっては、文庫本程度の国際政治に関する本を一冊読んでもらい、4000字程度のレポートを書いてもらいます。レポートの得点は試験の平均値に加点します。

　テキスト：セメスター初期の授業内に専用のプリントを配付します。A３判サイズで30枚程度配付する予定です。
　参考文献：必要に応じて授業中に提示します。

　専用プリントをなるべく早めに配付しますので、事前に読み込み、問題点や質問事項を整理しておいて下さい。

　授業を優先しコンスタントに出席して、確実にプリントを受け取り、授業内の小テストを受けて下さい。
　小テストを複数回受験しない場合、期末試験前に不合格が確定することもあります。
　春期の「政治学（教職）」を受け合格していることが望まれます。それは、春期解説済みの諸事項について説明が省略されるためです。例えば、政治とは何か、主権とは何か等。
　出席は学生証のリーダーへのタッチで確認されます。出席の際は、学生証を必ず携帯し、リーダーにタッチして下さい。なりすまし防止のため、学生証を携帯しない場合は欠席扱いとします。