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授業の概要(ねらい) |
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金融のしくみを、はじめて金融のことを学ぶ学生でも、わかりやすく講義する。日本の金融・経済の現状を見つめ、われわれが直面するさまざまな金融の問題を浮き彫りにする事を通して、金融に対する理解を深める。このため、経済・金融の理論を学ぶとともに、金融制度の最新の知識を身に付ける。
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2. |
授業の到達目標 |
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①現代経済社会における生きた金融の諸機能・特質を理解し、これらを議論できることを目標とする。 ②そのため、現実の金融界の状況を、できるだけ分かりやすい例で解説し、理論と実践の双方から金融をとらえる。 ■授業方法: 授業の主役は学生である。講義に加えて、グループ学習・発表も行なう。なお、授業では教室内で知識を習得するだけでなく、実際に日本銀行や東京証券取引所等の見学も行なう予定。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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*発表・討論等によるクラス貢献度と課題提出(40%)、レポートまたは試験(60%)を総合して評価する。 ■評価の基準 (達成レベルと成績): S:特に優秀であり、金融論で学習したことを、いつでも、どこでも十分に議論できる A:優秀であり、教科書・ノート・プリント等を見れば、金融論で学習したことを議論できる B:授業で学習したこと、教科書に書かれたことは何とか理解でき、何とか問題を解くことができる C:単位取得の最低レベルにすぎない
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4. |
教科書・参考書 |
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教科書:家森信善『金融論』(中央経済社)
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5. |
準備学修の内容 |
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学生の理解を助けるために、課題を出すことがある。
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その他履修上の注意事項 |
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*授業では、できるだけ金融に興味が持てるように配慮する。 *単位取得のみを目的とするのでなく、積極的に授業に参加してほしい。 *自分が興味の持てる分野を発見し、学んだ知識を利用して、更に自ら探究することができれば素晴らしい。 *なお、前期と後期を通年で履修することを強く希望する。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス、授業の方針、内容 | 【第2回】 | 証券市場 | 【第3回】 | 公的金融機関 | 【第4回】 | 金融システムの安定-金融機関の規制 | 【第5回】 | 金融システムの安定-顧客保護 | 【第6回】 | 身近な金融商品 | 【第7回】 | 社債とは | 【第8回】 | 株式とは | 【第9回】 | 金融派生商品 | 【第10回】 | 金融市場の役割 | 【第11回】 | 発行体・投資家 | 【第12回】 | 証券取引所 | 【第13回】 | ファイナンスの基礎理論 | 【第14回】 | コーポレートガバナンス | 【第15回】 | 総合問題 |
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