Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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法律学演習 III 若山 昇
選択  2単位
【法律】 17-1-1210-0687-19A

1. 授業の概要(ねらい)

 正しい方法で考えられる人になる。
 現代は様々な情報があふれており、情報を十分に吟味し、情報を体系的に理解し、意思決定を的確に行うためには、論理的な思考は不可欠である。この論理的思考(クリティカルシンキング)は、就職試験でも重要になっている。
 本ゼミの目的は、論理的な思考の方法を学び、これを確実に身に付け、使えるようにすることである。論理的な思考を行なうために、覚える事は多くない。しかし、学んだことを使えるようにするのは、難しい。つまり、論理的な思考が、わかることと、解けることは異なる。さらに、解けることと、使えることも、異なる。ゼミでは論理的な思考に必要な知識を、「わかった」⇒「解けた」⇒「使えた」と、確実に習得して、正しく論理的に考える習慣を身につける。このため、ゼミでは、討論やプレゼンテーションを積極的に取り入れる。

2.
授業の到達目標

 正しい方法で考えられる人になる。このため、
 ① いつでもどこでも論理的な思考が実践できるように、情報を整理分析し論理的に考える習慣を身に付ける。
 ② そのため、学んだ知識を「わかった」⇒「解けた」⇒「使えた」と、確実にステップアップする。
 ■授業方法:
  ゼミの主役を学生とし、グループ学習・発表を主体とする。教員はファシリテータとする。

3.
成績評価の方法および基準

 *定期試験は行わない。
 *発表・討論等によるゼミ貢献度(50%)、課題等の提出(50%)を総合して評価する。
 ■評価の基準(達成レベルと成績):
  S:特に優秀であり、論理的な思考が、いつでも、どこでも十分にできる。
  A:優秀であり、教科書をみれば、論理的な思考ができる。
  B:教科書は何とか理解でき、課題・問題を何とか解ける。
  C:単位取得の最低レベルにすぎない。

4.
教科書・参考書

 教 科 書:若山昇(著)『誰でもわかるクリティカルシンキング―それってホント?』北樹出版
 参考図書:道田泰司(著)『クリティカル進化(シンカー)論』北大路書房
      渡辺健介(著)『世界一やさしい問題解決の授業』ダイヤモンド社

5.
準備学修の内容

 専門知識は不要であるが、授業には積極的に参加すること。

6.
その他履修上の注意事項

 *論理的思考(I II III IV)をすでに履修済み、あるいは並行して履修することが望ましい。
 *きちんと学習すれば、今後の人生において必ずプラスになるので、討論やプレゼンテーションに積極的に参加することが期待される。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション、内容・方針の説明
【第2回】
 担当テーマの決定、分析方法
【第3回】
 論理的な思考による事例分析 ①
【第4回】
 論理的な思考による事例分析 ②
【第5回】
 論理的な思考による事例分析 ③
【第6回】
 論理的な思考による事例分析 ④
【第7回】
 論理的な思考による事例分析 ⑤
【第8回】
 論理的な思考による事例分析 ⑥
【第9回】
 学生グループによるプレゼンテーション・討論 ①
【第10回】
 学生グループによるプレゼンテーション・討論 ②
【第11回】
 学生グループによるプレゼンテーション・討論 ③
【第12回】
 学生グループによるプレゼンテーション・討論 ④
【第13回】
 学生グループによるプレゼンテーション・討論 ⑤
【第14回】
 学生グループによるプレゼンテーション・討論 ⑥
【第15回】
 まとめ