【第1回】 |
ガイダンス・イントロダクション:授業の進め方(配布資料、参考書などについても紹介する)について概説する。また、本科目で取扱う民法という法律はどのような法律であるのかということや、民法典の全体像につき説明する。 |
【第2回】 |
近代私法、民法とは:民法とはどのようなことを定めた法なのか、どのような役割を果たすのかといったことにつき、具体例を用いて説明する。 |
【第3回】 |
民法の世界の主人公(1)人①:民法において主人公となりうるのは何だろうか? 「人」と言ったとき、一般用語での人と私法の世界での「人」は少し意味合いが異なる。民法における権利義務の主体=「人」について概説する。 |
【第4回】 |
民法の世界の主人公(2)人② |
【第5回】 |
民法の世界の主人公(3)自然人の能力① 自然人の能力について説明したうえで、民法が行為能力についてどのような制度の枠組みを設けているのか、制限行為能力者が取引をなす場合の権利義務関係につき概説する。 |
【第6回】 |
民法の世界の主人公(3)自然人の能力② |
【第7回】 |
民法の世界の主人公 法人:もうひとつの権利能力の主体、法人について、その種類な構造、法人の有する能力、どのような範囲で活動ができるのかなどについて確認する。 |
【第8回】 |
人の行為や権利の対象 物:権利の客体となる「物」とはどのようなものなのか、物に関する規定について確認する。 |
【第9回】 |
法律行為の有効要件:法律行為が有効なものとして法的に保護されるためにはどのような条件を満たす必要があるのかについて説明する。 |
【第10回】 |
不完全な意思表示(1) 心裡留保:「阪神が優勝したらジュースおごってやるよ」と「横浜が優勝したら1,000万円やるよ」は法的には取扱いが異なる可能性がある。どうして異なった取扱いがなされうるのか、論理的に説明する。 |
【第11回】 |
不完全な意思表示(2) 虚偽表示:財産隠しのために自分の財産を他人に売ったことにして、これ以外の人に「自分には財産はありません!」と言うことは認められない。どのような仕組みで財産隠しを阻むのか、さらには当事者以外の人が関係する場合について説明する。 |
【第12回】 |
不完全な意思表示(3)錯誤①:「勘違い」をして法律行為をしてしまった場合、その法律行為をなかったことにすることはできるのだろうか。保護される「勘違い」と保護されない「勘違い」とはどのようなものなのだろうか。 |
【第13回】 |
不完全な意思表示(3)錯誤② |
【第14回】 |
不完全な意思表示(4)詐欺・強迫:人を騙して契約をした場合、また、相手を怖がらせて無理矢理契約を締結した場合、この契約はどうなるだろうか? |
【第15回】 |
法律行為のまとめ:人がなす法律行為に関するルールについて、その全体像をふりかえり、再度確認する。 ※授業計画はあくまで予定であり、進捗状況、受講者の理解の程度などに応じて変更することがあります。 |