Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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法律学演習 IV 堀田 晶子
選択  2単位
【法律】 17-1-1210-3290-10A

1. 授業の概要(ねらい)

 秋期は、少年法と被害者の問題、少年事件と報道の問題に加え、ストーカーやドメスティックバイオレンスなど刑事政策全体に視野を広げて検討します。また、少年ないし成人の更生に向けた様々な取組みを紹介すると共に、各自で更生プログラムについて調査し検討します。これまでの学びを通じて、「更生とは何か」について深く考えます。

2.
授業の到達目標

 ①個人ないしグループで積極的に調査・研究を行い、プレゼンテーションやディスカッション等を通じて、その成果を発表できるようになること。
 ②非行少年や犯罪者を取り巻く状況を客観的に理解するように努め、加害者側、被害者側、一般市民、司法機関、行政機関、報道機関等、それぞれの立場に配慮した議論ができるようになること。
 ③更生とは何かについて深く考え、具体的な例を挙げて説明できるようになること。

3.
成績評価の方法および基準

 報告内容、議論への参加状況、ゼミへの貢献度(ゼミへの協力や意欲等)を総合的に評価します。場合によっては、感想文やレポートを課すこともあります。評価配分の目安としては、報告・提出物の内容(プレゼンテーションやレポート等)が50%、ゼミへの貢献度(ゼミへの協力や意欲に加え、議論への参加状況等も含む)が50%です。

4.
教科書・参考書

 おすすめの基本書や参考書等については、初回のゼミで紹介します。

5.
準備学修の内容

 ゼミ生どうしで日常的に議論する機会を持っておくと、ゼミでも発言しやすいでしょう。また、日頃から新聞やニュース等に触れるようにしてください。図書館も大いに利用しましょう。

6.
その他履修上の注意事項

 ①犯罪学・刑事政策を、可能な限り履修するようにしてください。
 ②積極的な発言や意見交換を期待しています。プレゼンテーションやディスカッション等の場面では、報告・主張を行う側だけでなく、それを聴く側の態度も大切な要素です。相手の意見に耳を傾け、尊重する姿勢を養いましょう。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション(秋期の進め方・グループ分け等)
【第2回】
 少年事件と被害者①
【第3回】
 少年事件と被害者②
【第4回】
 少年事件と報道①
【第5回】
 少年事件と報道②
【第6回】
 ストーカーの実態と対策①
【第7回】
 ストーカーの実態と対策②
【第8回】
 ドメスティックバイオレンスの実態と対策①
【第9回】
 ドメスティックバイオレンスの実態と対策②
【第10回】
 実務家による講演(予定) ※変更の場合あり
【第11回】
 更生とは何か①
【第12回】
 更生とは何か②
【第13回】
 グループによる報告①
【第14回】
 グループによる報告②
【第15回】
 秋期のまとめ