Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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法律学演習 III 鬼頭 誠
選択  2単位
【法律】 17-1-1210-3338-13A

1. 授業の概要(ねらい)

 法律は、国内や外国との政治問題、経済問題、社会問題に広くかかわりをもっています。その実際を勉強します。すなわち、日々の時事ニュースを読み、法律的な問題に取り組みます。
 法律学の分野は、就職活動において、また一般の公務員や警察官・消防官・自衛官などの試験では、その知識が試されます。
 授業は、民主国家の国民の一人としてもつべき法律的教養や、就活・試験に役立つ知識を培うことも考えながら進めます。
 国会の憲法審査会の動きにも対応しながら、憲法の全103か条の中から具体的な条文改正の可能性を探り、提案と討論の実践を通じて、民主法制のあり方を実体験していきます。

2.
授業の到達目標

 実用的で発展的な演習内容の理解と応用ができる
 主権者としての意識が向上する
 発言・討論などを通じて就職試験対応力が向上する

3.
成績評価の方法および基準

 授業への貢献度(発言、発表等)50%と提出レポート40%をもとに総合的に評価

4.
教科書・参考書

 参考文献:『デイリー六法』『ポケット六法』『セレクト六法』『コンサイス 判例六法』などの小六法。
 参考文献:日刊の新聞各紙。
 参考文献:西修著『エレメンタリ憲法 新訂版』(2008年 成文堂)。
 テキスト:読売新聞東京本社憲法問題研究会編 電子書籍『初学者が分かる解説 日本国憲法』(各授業前にLMSで資料配信)。
 参考文献:栗山尚一著『戦後日本外交』(2016年 岩波現代全書)。

5.
準備学修の内容

 授業で配布されたプリントやLMS(自習管理システム)を中心に、授業のあったその日のうちに習ったことを確認しましょう。また、発表当番の場合は事前の準備、発表文の作成をします。単独でも複数グループでも可能です。発表後はまとめレポートを書き、次回授業で提出します。

6.
その他履修上の注意事項

 シラバスは目安で、適宜変更することがあります。日々の新聞報道を活用した授業を心がけます。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 憲法の制定過程と概要の説明
【第2回】
 これ以降は、各回テーマの範囲での当番による発表とそれに対する意見の交換。
 全体構成
【第3回】
 第1章 天皇
【第4回】
 天皇の退位
【第5回】
 第2章 安全保障
【第6回】
 安全保障関連法
【第7回】
 第3章 人権
【第8回】
 人権と安全保障
【第9回】
 一票の価値
【第10回】
 外国人の人権
【第11回】
 女性の人権
【第12回】
 歴史問題
【第13回】
 日本外交の課題
【第14回】
 アメリカとの関係
【第15回】
 全体のまとめと討論会
 (注)以上のテーマは、時事ニュースの動向により、変更する場合があります。