Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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法律学演習 III 宮田 智之
選択  2単位
【法律】 17-1-1210-4434-13A

1. 授業の概要(ねらい)

 本演習では、アメリカの政治外交について考察します。
 第二次大戦後、アメリカは世界のリーダーとして国際秩序の形成発展に中心的な役割を果たし、冷戦終結後も唯一の超大国として国際社会を先導してきました。ブッシュ政権の初期においてはその影響力の大きさから、アメリカは「現代の帝国」であると言われたほどです。しかし、その後アフガニスタン・イラク戦争が混迷を極め、また2008年秋には金融危機が発生しました。その結果、オバマ政権が発足する頃には「アメリカの衰退」が叫ばれるようになり、代わって目覚ましい台頭を見せる中国の動向に一層の注目が集まるようになりました。
 しかし、国際政治が過渡期にあることは否定できないにせよ、経済力、軍事力、ソフトパワーなど、どれをみてもアメリカが依然としてもっとも力を有する国家であることは間違いありません。今後もアメリカの政策は東アジアをはじめとする国際社会の動向に多大な影響を及ぼすであろうことは明らかです。
 そこで、本ゼミではアメリカ政治外交の現状について考察することを目的とします。具体的には、右テーマに関する文献の輪読と、演習参加者による研究発表会を行う予定です。

2.
授業の到達目標

 ①アメリカ政治外交の基礎的知識を習得できるようになります。
 ②自ら主体的に課題を設定し、調査研究する姿勢が身につくようになります。
 ③論理的な思考力が身につくようになります。
 ④資料収集能力が身につくようになります。
 ⑤プレゼンテーション能力が身につくようになります。

3.
成績評価の方法および基準

 平常点とレポートに基づき評価します。それぞれの割合は、平常点:50%、レポート:50%、です。

4.
教科書・参考書

 テキストについては、会田弘継『トランプ現象とアメリカ保守思想』(左右社、2016年)、ジョセフ・S・ナイ『アメリカの世紀は終わらない』(日本経済新聞社、2015年)、日本国際問題研究所発行の雑誌『国際問題』等を予定しています。

5.
準備学修の内容

 ①書籍や雑誌などを通じてアメリカを中心とした国際政治の動向について、日頃から知るよう努めてください。
 ②書籍や雑誌は一般読者向けに書かれたものではなく、より専門的・アカデミックなものに挑戦してください。
 ③英語メディアにも積極的にチャレンジしてください。

6.
その他履修上の注意事項

 ①アメリカや国際政治に関心があることが重要です。
 ②授業に対する姿勢(平常点)を重視しますので、積極的に発言してください。
 ③授業中の私語や途中退席等は謹んで下さい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 担当者による課題文献の報告とディスカッション
【第3回】
 担当者による課題文献の報告とディスカッション
【第4回】
 担当者による課題文献の報告とディスカッション
【第5回】
 演習参加者の研究発表会
【第6回】
 担当者による課題文献の報告とディスカッション
【第7回】
 担当者による課題文献の報告とディスカッション
【第8回】
 担当者による課題文献の報告とディスカッション
【第9回】
 担当者による課題文献の報告とディスカッション
【第10回】
 担当者による課題文献の報告とディスカッション
【第11回】
 担当者による課題文献の報告とディスカッション
【第12回】
 担当者による課題文献の報告とディスカッション
【第13回】
 演習参加者の研究発表会
【第14回】
 演習参加者の研究発表会
【第15回】
 まとめ