Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
外交史B 山口 航
教職  2単位
【教職】 17-1-1210-4667-16A

1. 授業の概要(ねらい)

 この講義では、外交史の中でも冷戦から今日までの時期に焦点を合わせ、外交の基本的なしくみや、見方、課題を学びます。なぜ冷戦は始まったのでしょうか。米国同時多発テロ事件は外交史においてどのような意味を持ったのでしょうか。そして、今日の国際政治の課題は何なのかなどを、視聴覚教材も用いつつ幅広く学んでいきます。

2.
授業の到達目標

外交史の基本的な知識を得ることができるようになる。
外交や政治をより深く考察することができるようになる。
今日の外交の諸問題を多角的に分析することができるようになる。

3.
成績評価の方法および基準

平常点30%(毎回コメントを書いてもらいます。白紙や一言のコメント、遅刻者は採点対象外です)
ブック・レポート20%(テキスト465-473頁「さらに読み進む人のために」で紹介されている書籍を1冊読み、内容の要約をした上で自由に論じてください。2000字程度。書籍のタイトルを明記すること。締め切りは追って指示します)
期末試験 50%

4.
教科書・参考書

ジョセフ・S・ナイ・ジュニア、デイヴィッド・Aウェルチ(田中明彦・村田晃嗣訳)『国際紛争――理論と歴史[原書第10版]』有斐閣、2017年
参考文献は、佐々木卓也編『戦後アメリカ外交史[第3版]』有斐閣、2017年など、適宜授業中に紹介します。

5.
準備学修の内容

テキストの該当箇所を読んでください。
より深く学びたい人は、参考文献も読んでください。
継続してニュースに接する習慣を身につけてください。

6.
その他履修上の注意事項

ノートをしっかり取ってください。外交史Iや現代政治論I・IIもあわせて受講すると理解が深まると思います。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 冷戦の起源
【第3回】
 冷戦と国際政治のしくみ
【第4回】
 雪どけ
【第5回】
 危機
【第6回】
 デタント
【第7回】
 新冷戦
【第8回】
 冷戦の終焉
【第9回】
 冷戦の影響
【第10回】
 ポスト冷戦
【第11回】
 新しい戦争
【第12回】
 米国同時多発テロ事件
【第13回】
 テロとの戦い
【第14回】
 国際政治の課題
【第15回】
 まとめ