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授業の概要(ねらい) |
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本演習では、教育心理学の「発達」の領域および保育・幼児教育についての理解を深めることを目指します。具体的には、まず、発達心理学と保育・幼児教育にかかわりのある学術論文を読みます。次に、テキストを用いて、発達心理学の領域を概観した後、グループ活動により、テキスト各章よりグループでテーマを選択し、文献や資料を集めて研究を進めた上で(各自専門書と関連学会誌の論文を最低1つは読み、グループで討論すること)、1コマ(90分)を使って発表と討論を行います。
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2. |
授業の到達目標 |
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①発達研究の資料収集と分析の方法について知る。 ②発達心理学、教育心理学、発達臨床心理学、保育学、幼児教育学などの分野の学術論文を読み、理解できる。 ③収集した情報を整理し、自分なりの課題を見つけて追求し、グループで検討し、発表したり、討論する力を養う。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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授業参加態度(20%)、グループ研究活動・発表内容・発表のまとめ(40%)、試験とレポート(40%)を総合して評価します。
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4. |
教科書・参考書 |
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テキスト:柏木恵子・古澤賴雄・宮下孝広 『発達心理学への招待 人間発達をひも解く30の扉 新版』 ミネルヴァ書房 参考文献:必要に応じて紹介します。
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5. |
準備学修の内容 |
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①学術論文、専門書を読む習慣を付ける。 ②討論に参加できるよう、毎回発表予定の部分のテキストは、全員が必ず読んで理解しておくこと。 ③グループ発表のための資料収集と読み込みを入念に行い、グループで討論を重ねて発表内容を精選し、さらにリハーサルを重ねておくこと。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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演習は大学の授業の中で大変重要な意味を持っていますので、全員が自覚し、活発な演習にしていきましょう。 卒業研究を教育心理学・発達心理学・保育・幼児教育の領域で行ないたいと考えている方は、ぜひ演習でも関連する領域の演習を履習して下さい。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | 導入:本演習履修上の注意。履修メンバーを相互に知るためのエクササイズとシェアリング。 | 【第2回】 | 学術論文を読む1:①論文のルールを知る。②指定された学術論文を読み進める。 | 【第3回】 | 学術論文を読む2:指定された学術論文をまとめる。 | 【第4回】 | 研究テーマの決定:発達研究の全体を把握するため、テキストに目を通し、興味を持ったいくつかのテーマの章を読む。グループのメンバーを決め、グループ研究のテーマとしてテキスト30章の中より1章を決める。 | 【第5回】 | 資料を集める:図書館ガイダンスを受け、研究テーマに沿った文献の探し方を知る。グループ研究テーマを追求するための文献を探す。 | 【第6回】 | グループ活動による発表準備1:文献を読み進める。 | 【第7回】 | グループ活動による発表準備2:文献を読み進める。テーマを追求し、グループで議論する。 | 【第8回】 | グループ活動による発表準備3:発表方法を検討する。 | 【第9回】 | グループ活動による発表準備4:リハーサルを行う。 | 【第10回】 | 第1グループの発表と討論。 | 【第11回】 | 第2グループの発表と討論。 | 【第12回】 | 第3グループの発表と討論。 | 【第13回】 | 第4グループの発表と討論。 | 【第14回】 | 第5グループの発表と討論。 | 【第15回】 | まとめ:全グループの研究発表を振り返る。本演習で各自が学んだことをまとめる。 注:履修メンバーにより、予定を変更することがあります。 |
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