Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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スポーツ方法実習(バレーボール) 浪越 一喜
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【教育文化】 17-1-1333-0405-28A

1. 授業の概要(ねらい)

 体育教育における球技の占める位置は大きく、体育を指導する教師は、球技指導に関わる機会は少なくないといえます。数多くの球技種目の中で、小学校(ソフトバレーボール)、中学校・高等学校のネット型球技(小学校:ボール運動)の代表的なバレーボールの基本的な技術の習得及びその指導法、ゲームを進める上で必要となる基本的な戦術について学習します。授業では、グループに分け、指導的内容(教育現場に取り入れる際に留意すべき事柄や方法)を検討しながら進めます。

2.
授業の到達目標

 ①バレーボールの構造及び国際競技規則(ルール)を理解する。
 ②基本技術の習得とその指導に必要な技術を身につける。
 ③発達段階に応じた基本技術の習得の方法と内容を検討し、提示できる。
 ④技能レベルに応じて、ゲームの進め方やルールを工夫することができる。

3.
成績評価の方法および基準

 ①基本的な技術(パス、スパイク、サービス)の習得(30%)
 ②ゲーム中の合理的ポジショニングと集団技能の習得(30%)
 ③活動に関わる時間配分と指導内容を検討し、実践場面を想定した指導の計画及び工夫(30%)
 ④バレーボールの構造とルールの理解(10%)で評価します。

4.
教科書・参考書

 参考文献
 『最新バレーボールコーチ教本』日本バレーボール協会 (大修館書店)

5.
準備学修の内容

 個人の基礎技能(特に、オーバーハンドパス及びアンダーハンドパス)を高めるためには、授業以外にも取り組む機会をつくることをお勧めします。また、授業で実践・紹介できない練習方法も数多くあり、授業内容と連動して自主的に学習することを期待しています。指導計画を作成できるよう、実技力のみならず、体育学習指導のための予習・復習をすることを心がけて下さい。

6.
その他履修上の注意事項

 指導者を意識した服装、態度で臨んでください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション バレーボールの構造及び基本的ルールの理解
【第2回】
 基本技術導入への活動(オーバーハンドパス・アンダーハンドパスの習得に向けて)
【第3回】
 オーバーハンドパス・アンダーハンドパス(個人から集団~連携へ)
【第4回】
 サーブ及びパスゲーム
【第5回】
 パスを中心とした練習方法の工夫・紹介
【第6回】
 サーブ及びサーブレシーブフォーメーションの実践と練習法
【第7回】
 スパイク動作及びサーブレシーブからの攻撃に向けた実践と練習法
【第8回】
 試しのゲーム①(含:サーブ実技テスト)
【第9回】
 ルールの理解と審判法、試しのゲーム②(含:審判法)
【第10回】
 スパイク及びブロッキング動作と練習法
【第11回】
 実践を踏まえたスパイク練習法とトス(セッターの動きとトスの種類)
【第12回】
 ゲームを中心とした練習課題の提示と学習カードの作成と実践(サービス及びサービスレシーブ)
【第13回】
 ゲームの進め方(運営)を中心とした学習カードの作成と実践(記録の方法と評価)
【第14回】
 各ポジションの役割遂行及びフォーメーションに関する実技評価
【第15回】
 まとめ