Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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教育方法の理論と実践 鎌田 和宏
選択  2単位
【教育】 17-1-1333-1689-16A

1. 授業の概要(ねらい)

 本授業は、教育職員免許法施行規則第6条に規定されている「教育課程及び指導法に関する科目」における「教育の方法及び技術(情報機器および教材の活用を含む)」に関し、理論や諸概念についての理解を深めるとともに、よりよい教育実践(授業)を創り出すための方向性を持ってもらうことを目標とする。
 本講義は、教員免許状を取得するための科目であるので、全回出席を基本とする。

2.
授業の到達目標

 (1)教育方法の歴史や実態について理解する。
 (2)授業における教育方法の意義について体験的に理解する。

3.
成績評価の方法および基準

 平常点:60%(読書ノートへの日常的な取り組み、提出する課題-レポート等-、講義ノートの提出を含む)
 試 験:40%

4.
教科書・参考書

 ・佐藤学『教育の方法』(放送大学叢書)(左右社、2010年)
 ・田中耕治『よくわかる授業論』(ミネルヴァ書房、2007年)
 ・鎌田和宏『入門情報リテラシーを育てる授業づくり』(少年写真新聞社、2016年)※レポート課題図書 電子書籍で購入のこと
 ・全国SLA『読書生活デザインノート』(全国学校図書館協議会、2013年)
  その他参考文献については講義で随時提示するので入手し、読んでもらいたい。

5.
準備学修の内容

 テキストの該当箇所や資料を事前に読み授業に参加すること。
 ノートテイキングに取り組み、講義ノートを作成・整理すること。

6.
その他履修上の注意事項

 ・教員免許取得のための必修科目である。全回出席を基本とする。
 ・授業では、ノートテイキングを中心に、様々な活動や作品づくりを行う予定である。主体的に参加し、提出物は確実に作成・提出してほしい。提出物の締め切りは厳守のこと。
 ・本講義の受講者は、読書ノートの実践に取り組んでもらう。初回に授業で説明するので、半期を通じて実践してほしい。(単位認定要件の一つである)。
 ・第1回の授業は授業の概要を説明し、単位習得のための条件等を説明する。必ず出席のこと。万が一欠席した場合は、2回目の講義以前に研究室を訪問し、説明を聞いた上で履修するかどうかを決定してほしい。説明を聞かないうちに履修登録はしないこと。1回目の授業と最終回の授業は、授業構成上大きな意味を持つ(教職を志す者は授業開きと最終授業の重要性をよく認識してほしい)。初回・最終回の欠席しないように。この2回に欠席した場合は単位を認定しないことがあるので注意してほしい。※特に教育実習等で初回の授業を欠席することが明らかな学生は前のセメスター中に相談に来て履修の可否について確認すること。
 ※3年後期に本講義を受講する学生は、前期に事前相談に来て下さい。教育実習で欠席が多い場合は受講を断る場合があります。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション
 授業とは~教育方法をめぐって~
【第2回】
 子どもと読書、教師と読書
【第3回】
 授業の歴史~個別指導と一斉指導~
【第4回】
 授業のデザイン
【第5回】
 授業の構成
【第6回】
 発問・指示
【第7回】
 板書・資料提示(教材の作成と活用)
【第8回】
 ノート指導
【第9回】
 学習活動(1)体験的活動
【第10回】
 学習活動(2)構成活動
【第11回】
 学校図書館を活用した授業
【第12回】
 子どもとICT、教師とICT
【第13回】
 ICTを活用した授業
【第14回】
 授業研究の方法
【第15回】
 再論、授業とは~教育方法をめぐって~