Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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保育内容の指導法(人間関係 I ) 岡田 たつみ
選択  2単位
【教育】 17-1-1333-1837-13A

1. 授業の概要(ねらい)

 人は人とのかかわり合いを通して人格を形成し、また、様々な能力や技術を獲得していく。乳幼児期とは、身近な人たちとの相互作用により、人間としての基礎を作る重要な時期である。
 本科目では、「人とかかわり合う力」の発達について学び、「かかわり合う力」を豊かにする保育、保育者の役割について理解を深める。また、学生同士でのディスカッション、ロールプレイ、模擬保育を通して子どもたちの関係、保育者としての配慮、他者への配慮について学び実践に結び付くようにする。

2.
授業の到達目標

 以下の目標達成を目指す。
 ・領域「人間関係」の目標を理解する。
 ・人と関わり合う力を豊かにする保育者の役割を理解する。
 ・授業、模擬保育を通して、自分が環境を構成する一員だということを意識する。

3.
成績評価の方法および基準

 授業の取り組みの様子、平常点40%、提出物30%、まとめの課題30%を総合して評価する。

4.
教科書・参考書

 教科書:『幼稚園教育要領』『保育所保育指針』『幼保連携型 認定こども園教育・保育要領』

5.
準備学修の内容

 ①こどもを取り巻く社会問題に関心を持ち、資料を収集すること
 ②授業で取り入れた遊びや体験をノートにまとめ、必ず振り返りを行うこと
 ③模擬保育の準備、指導案作成など授業外での作業も多くなるが積極的に取り組むこと

6.
その他履修上の注意事項

 ①授業内容により、体を動かすことがあるため動きやすい服装で授業に臨むこと。教室によっては、毎回上履きに履き替える必要がある。
 ②教室内の椅子、机などを移動する場合もあるので、積極的に環境作りに協力すること。
 ③自分が授業を作る一員であることを自覚し、自らの言動に留意し主体的に取り組むこと。
 注)受講者数により授業進行や内容に若干の変更がある可能性があります。
   人数制限がある授業の為、初回に調整を行います。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション
 「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」「幼保連携型 認定こども園教育・保育要領」における「人間関係」のねらい
【第2回】
 3歳未満児の人間関係の発達と保育
【第3回】
 3歳児の人間関係の発達と保育
【第4回】
 4歳児の人間関係の発達と保育
【第5回】
 5歳児の人間関係の発達と保育
【第6回】
 異年齢保育の意味
【第7回】
 生活、遊びと人間関係
【第8回】
 こどもと保育者の人間関係
【第9回】
 人間関係に関わる遊びの指導案作成
【第10回】
 グループ別模擬保育と講評①
 遊びを伝える模擬保育
【第11回】
 グループ別模擬保育と講評②
 歌を歌う
【第12回】
 グループ別模擬保育と講評③
 体を動かす
【第13回】
 グループ別模擬保育と講評④
 作る遊び
【第14回】
 保育記録と指導案の関係
【第15回】
 まとめ・振り返り