Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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教育学演習C 臼田 秀明
選択  2単位
【教育】 17-1-1334-0080-11A

1. 授業の概要(ねらい)

 皆さんには大学4年間で最低でも何か一つのことを「よく調べ」「自分の考えを他人にしっかりと語れる」ようになって欲しい。何か一つのテーマを選ぶことは、簡単な場合もあれば、手こずる場合もある。この演習では、あるテーマを独自に選んでいただいて構わないが、人文・社会・自然科学からの見方を統合したような全体論的なアプローチ、あるいはグローバル・ローカル視点から考えるような複眼的な捉え方に挑戦することも考えて欲しい。
 テーマの選定は広範な分野から選んでいただくが、最初の数回で幾つかの可能性の中から各自あるいは2~3名のグループのテーマを話し合いながら決めたいと思っている。
 皆さんのガイド役の小生は、21世紀の人類の大きな課題の一つである「いのちと環境」をいかに守るか、「われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか」、などについて “文系”的視点と“理系”的視点から考えている。
 一冊本を選んで輪読を行う可能性もある。

2.
授業の到達目標

 物事を調べ論理的に考える方法は、全ての分野で共通している。皆さんが社会に出て、大学ではこんなことをしっかりやったと胸を張って言えるようなテーマを小生の経験不足の分野も含めて皆さんと共に選び、それをやり抜くお手伝いができれば幸いである。

3.
成績評価の方法および基準

 課題の調査・研究・発表で評価する

4.
教科書・参考書

 1.臼田 秀明 『知は地球を救う』 1.はじめに ―豊かな生命と環境の世紀をめざして―
   帝京大学文学部教育学科紀要 34:97−104(2009)
   http://appsv.main.teikyo-u.ac.jp/tosho/husuda1_34.pdf
 2.臼田 秀明 『知は地球を救う』 2.人類の進化700万年 ―予断に捉われないことの難しさ― 帝京大学文学部教育学科紀要 34:105−144(2009)
   http://appsv.main.teikyo-u.ac.jp/tosho/husuda2_34.pdf
 3.臼田 秀明 『知は地球を救う』 3.作物の栽培化から遺伝子組み換え作物まで ―豊かさの広汎化と豊かな多様性・地域性の併存を目指して― 帝京大学文学部教育学科紀要 35:123-180(2010) http://appsv.main.teikyo-u.ac.jp/tosho/kyoiku35-10.pdf
 4.臼田 秀明 『知は地球を救う』 4.森と人 ―森と人の共生から多様な生命が集う生態系の保存をめざして―帝京大学文学部教育学科紀要 36:79-152(2011)
   http://appsv.main.teikyo-u.ac.jp/tosho/kyoiku-36-09.pdf
 5.臼田 秀明 『知は地球を救う』 5.我々の暮らしと地球への負荷 -目を閉じて全体を静かに心で見てみよう- 帝京大学文学部教育学科紀要 37:161-260(2012)
   https://appsv.main.teikyo-u.ac.jp/tosho/tos4-5.html#37
 6.臼田 秀明 『知は地球を救う』 6.宇宙の誕生と進化-太陽・地球・生命はビッグバン・燃える星・爆発する星の内部でつくられた元素から出来ている- 帝京大学教育学部紀要 1:143-207(2013) https://appsv.main.teikyo-u.ac.jp/tosho/kyoiku-38-13.pdf
 7.臼田 秀明 『知は地球を救う』 7.地球・生命の誕生とその後の変容 -われわれはどこから来て、どこに向かおうとしているのだろうか-帝京大学教育学部紀要 2:1-107(2014)
https://appsv.main.teikyo-u.ac.jp/tosho/kyoikugaku2-01.pdf
 8.臼田 秀明 『知は地球を救う 8.気候変動, 過去・現在・未来―選択のために問われる価値観―』帝京大学教育学部紀要4(印刷中)

5.
準備学修の内容

 課題の調査

6.
その他履修上の注意事項

 興味のある問題を選定し、積極的に取り組み、そのことを他人にしっかり語れるようにする。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 課題の選定、グループなどを決める(1)
【第2回】
 課題の選定、グループなどを決める(2)
【第3回】
 課題の選定、グループなどを決める(3)
【第4回】
 課題の選定、グループなどを決める(4)
【第5回】
 課題の調査、途中の経過報告(1)
【第6回】
 課題の調査、途中の経過報告(2)
【第7回】
 課題の調査、途中の経過報告(3)
【第8回】
 課題の調査、途中の経過報告(4)
【第9回】
 課題の調査、途中の経過報告(5)
【第10回】
 課題の調査、途中の経過報告(6)
【第11回】
 課題の調査、途中の経過報告(7)
【第12回】
 課題の発表(1)
【第13回】
 課題の発表(2)
【第14回】
 課題の発表(3)
【第15回】
 課題の発表(4)、まとめ
 進捗状況に応じて柔軟に授業を行う。
 輪読を行う場合もある