Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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教育情報演習 I 大多和 直樹
選択  2単位
【教育】 17-1-1334-1956-21A

1. 授業の概要(ねらい)

 教育調査Ⅰは、社会調査そのものについての知識を深めていく授業である。社会調査の種類や歴史的な展開について知るとともに、質的・量的調査の特長を理解することを通じて適切な調査方法を選択できるように、さらには調査倫理や調査マインドといった調査に臨む姿勢までを学ぶ。また、多様な種類の調査の実例―統計調査、国勢調査・公的統計、学術調査、世論調査、マーケティング・リサーチなどのほか、フィールドワークにいたるまで―にふれ、これらの資料やデータの特質と収集分析までの諸過程について学ぶ。また実際に調査・統計データから小ストーリーをつくるワークを行う。
 ※授業方式:講義+グループワーク
 ※社会調査士科目A

2.
授業の到達目標

 ・社会調査(主に数量的方法)のプロセスを知る
 ・問い・仮説の重要性の理解
 ・仮説を自ら設定し練り上げる
 ・適切なワーディングで質問紙を作る
 ・クロス表が読める、作成できる。
 ・カイ二乗検定について説明できる。

3.
成績評価の方法および基準

 レポート70%、授業参加・小テスト30%

4.
教科書・参考書

 篠原、清水、榎本、大屋根『社会調査の基礎―社会調査士ABCD対応』弘文堂2010

5.
準備学修の内容

 グループワークのための課題が出されることがある
 また他の人の迷惑にならないよう、毎回、出席することが求められる。

6.
その他履修上の注意事項

 やさしく学べるように留意しながら授業を行うので興味のある学生はためらわずに履修してほしい

7.
各回の授業内容
【第1回】
 社会調査はどのように展開してきたか(社会調査史)
【第2回】
 何のために社会調査を行うのか(社会調査の目的と意義)
【第3回】
 調査マインドとは何か
【第4回】
 調査の基本的心構えと方法論
【第5回】
 調査倫理
【第6回】
 実際の調査例(1)~統計調査、国勢調査・公的統計、学術調査
【第7回】
 実際の調査例(2)~世論調査、マーケティング・リサーチ
【第8回】
 実際の調査例(3)~フィールドワーク等質的調査法
【第9回】
 調査方法の使い分け①量的調査
【第10回】
 調査方法の使い分け②質的調査
【第11回】
 調査方法の使い分け③事例研究法
【第12回】
 実際の調査例(4)国勢調査・公的統計からストーリーをつくる
【第13回】
 実際の調査例(5)量的調査のデータからストーリーをつくる
【第14回】
 実際の調査例(6)質的調査のデータからストーリーをつくる
【第15回】
 まとめ