Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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教育学演習A 鈴木  漠
必修  2単位
【教育】 17-1-1334-3235-11A

1. 授業の概要(ねらい)

 (1)日本の体育・スポーツ政策等を巡る現状や課題について理解、整理し、取り組む課題を検討する。
 (2)学校体育や生涯スポーツの中から選んだ課題について、関連する文献、先行研究、論説等の内容を要約して説明し、自分の意見等を発表する。(グループに割り当て、輪番制で行う。発表レジュメを作成する。)
 (3)発表内容をもとに学生同士の討議や教員との意見交換を行い、内容を掘り下げて理解を深めるとともに、今後の方向性を探る。
 ◎演習の充実を図るため、卒業研究履修4年生と合同での下記の学習の機会を設ける。
   ①卒業研究のテーマ・研究方法・執筆計画等についての発表を組み入れる。(2回以上)
   ②3年生の発表テーマに応じて、4年生も討議に適宜参加する。

2.
授業の到達目標

 (1)学校体育や生涯スポーツについて、グループで協力して、選んだ課題に関連する文献、先行研究、論説等を要約し、発表・説明する能力を身に付ける。
 (2)体育・スポーツについて広い視野を持ち、卒業研究のテーマ等の探求力を培う。
 (3)意見交換や討議をする中で、考え抜く力、発言力、コミュニケーション力等を身に付ける。

3.
成績評価の方法および基準

 ・関連文献・先行研究等の要約作成力(20%)、グループ活動・説明・意見発表の仕方(20%)、討議への参加意欲等(30%)、レポート(30%)の観点で、総合的に評価する。

4.
教科書・参考書

 教 科 書:特になし。適宜、レジュメ・資料等を配付する。
 参考文献:『スポーツ政策論』(菊幸一・齋藤健司・真山達志・横山勝彦編集、2011.11発行、成文堂)

5.
準備学修の内容

 (1)常に興味・関心のある分野の文献、先行研究、論説等を検索し、熟読して概要をまとめるなど、着実に準備すること。
 (2)積極的に意見交換等が出来るよう、提示されたテーマや課題について予習すること。

6.
その他履修上の注意事項

 (1)主体的に学習し、積極的に発言すること。
 (2)学習内容を整理し、各回ごと学習の記録を提出すること。
 (3)学期末提出のレポート作成に向け、意見交換・討議の内容をまとめ、継続して深く探求すること。
 (4)常に、卒業研究や卒業研究特論のテーマ設定等に関連させて学ぶこと。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション(シラバス・研究課題の主な対象説明、受講態度、学習の進め方等の説明)
【第2回】
 日本の体育・スポーツ政策の現状と課題(その1)(体育・スポーツ政策、スポーツ基本法、政策決定過程など)
【第3回】
 日本の体育・スポーツ政策の現状と課題(その2)(行政組織、予算、学校体育・生涯スポーツの主要事業など)
【第4回】
 体育・スポーツを巡る諸課題を整理し、テーマを検討する。
【第5回】
 テーマを選択、決定する。グループを編成する。(2~3人編成、役割分担)
【第6回】
 グループごとの学習活動(発表レジュメ作成に向け、グループごとに選択テーマに関連する文献・資料を収集する。)
【第7回】
 選定テーマの発表と意見交換・討議(1回目)
【第8回】
 選定テーマの発表と意見交換・討議(2回目)
【第9回】
 選定テーマの発表と意見交換・討議(3回目)
【第10回】
 選定テーマの発表と意見交換・討議(4回目)と4年生卒業研究構想発表①の聞取り学習
【第11回】
 選定テーマの発表と意見交換・討議(5回目)
【第12回】
 選定テーマの発表と意見交換・討議(6回目)
【第13回】
 選定テーマの発表と意見交換・討議(7回目)
【第14回】
 体育・スポーツをめぐるトピックス(オリンピック、パラリンピック等)について、生涯スポーツや学校体育の視点から討議する。
【第15回】
 まとめ(まとめのレポート作成、秋学期演習に向けての課題整理等)と4年生卒業研究構想発表②の聞取り学習