Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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教育学演習C 日野 純子
選択  2単位
【教育】 17-1-1334-4229-18A

1. 授業の概要(ねらい)

 異文化理解・国際理解・多文化共生・日本語教育などをキーワードに、様々な異質な人々がともに暮らす社会を構成するうえで、特にマイノリティに対してどんな支援ができるかを、社会全体・地域・個人の立場から考えていく。それぞれの興味のあるテーマを絞り込み、実際に学内・学外において支援を体験する機会を持ち、その経験から学びを深める。並行して学術的な論文・レポートの書き方を段階的に学ぶ。

2.
授業の到達目標

 (1)多文化共生社会の実現のために必要なことがらについてのイメージを身につける。
 (2)多文化共生社会の中で「ことばの支援」について、何ができるか具体的に考えられるようになる。
 (3)学内外において自分とは違う立場の人に対する支援活動を行う。
 (4)学術的な論文・レポートの書き方の基本を身につける。

3.
成績評価の方法および基準

 (1)平常点(課題への取り組み、発表、支援の実践活動) 50%
 (2)支援の実践報告、最終レポート 50%
  *正当な理由なく5回以上欠席した学生には、単位を与えられません*

4.
教科書・参考書

 特に指定ない。適宜参考文献を配布。

5.
準備学修の内容

 このクラスは、主体的・自律的に、上記のキーワードに対して問題・課題を見つけ、資料を正確に読んで分析し、課題解決していく姿勢が求められます。発表の準備やレポート作成、各自の支援活動など授業外の時間での学習も必要とされます。

6.
その他履修上の注意事項

 (1)各自、真摯な態度で授業や課題にのぞみましょう。
 (2)遅刻、早退、欠席は避けましょう。
 (3)第1回目の授業には、必ず出席してください。
 (4)大学での学びは、教員から一方的に与えられるものではありません。一人一人が他者に配慮をしながら、積極的に授業に参加することでよいクラスになり、みなさんの学びと成長につながります。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 日本語教育の概要
【第3回】
 多文化共生社会に関するキーワード
【第4回】
 多文化共生社会における支援事例1 文部科学省
【第5回】
 多文化共生社会における支援事例2 虹の架け橋事業
【第6回】
 多文化共生社会における支援事例3 集住地域
【第7回】
 各自の支援実践のテーマ決定
【第8回】
 論文の書き方1(課題設定・研究の目的)
【第9回】
 論文の書き方2(調査項目と調査方法)
【第10回】
 論文の書き方3(文献調査・引用・参考文献)
【第11回】
 論文の書き方4(結論・考察)
【第12回】
 支援実践報告1 子ども
【第13回】
 支援実践報告2 留学生
【第14回】
 支援実践報告3 園児
【第15回】
 最終レポートの発表