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授業の概要(ねらい) |
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この授業では、社会における人間の働き方や生き方をテーマに、グローバル化が進むなかで経済成長を問い直す学びのプロセスについて探究する。社会を作る学びには、問題解決への主体的な関わりを通して、既存の価値観や行動を変容させる自己教育のプロセスがみられる。社会の客体から主体へと人間が成長するプロセスを支える社会教育の理論に基づき、ポスト資本主義社会を射程に入れた学習と教育のあり方について議論する。
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2. |
授業の到達目標 |
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①学習と教育の視点から、生活や労働をめぐる現代的な課題に関心を持つことができる。 ②社会とかかわる教育実践や学習支援の事例を踏まえて、社会教育の意義を理解できる。 ③社会を作る学びの実例について、自らの考えや主張を論理的に表現することができる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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グループワークへの貢献:20% 課題研究プレゼンテーション:40% 社会教育参加レポート:40%
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4. |
教科書・参考書 |
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テキストは指定しない。参考図書は内容に応じて紹介する。
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準備学修の内容 |
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①講義で紹介した実践事例について、専門誌やウェブサイトからさらなる情報を収集する。 ②現代社会の変化を捉えるため、新聞、雑誌、新書、専門書、インターネットを主体的に活用する。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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①通常の開講曜日・時限以外に、土日等を使って社会教育の現場に参加する。初回授業でスケジュールを調整するため、日程を確認してください。 ②履修者の経験や発想を活かした講義にするため、能動的に参加する。 ③グループワークでは、メンバーで協力しあい、互いの考えに学びあいながら、課題に取り組む。 ④関連科目「社会を作る学びⅠ」の続編であるため、Ⅰを既に履修していることが望ましい。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション | 【第2回】 | 社会を問い直す学びの展開 | 【第3回】 | 社会を作る生活学習の実践と理論 | 【第4回】 | 働き方をめぐる現代的な課題 | 【第5回】 | ワーク・ライフ・バランスと社会教育 | 【第6回】 | ディスカッション(1) | 【第7回】 | 社会的排除をめぐる現代的な課題 | 【第8回】 | 市民活動・ボランティアと社会教育 | 【第9回】 | 家族と子育てをめぐる現代的な課題 | 【第10回】 | 孤立する育児と親の学習支援 | 【第11回】 | ソーシャル・キャピタルと社会教育 | 【第12回】 | ディスカッション(2) | 【第13回】 | プレゼンテーション(1) | 【第14回】 | プレゼンテーション(2) | 【第15回】 | まとめ |
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