【第1回】 |
春期試験の答案の返却と解説 夏休み中のパキスタン調査旅行の報告 |
【第2回】 |
ルネサンス 古代が復活するとはどういうことか 人文学者はギリシア・ローマの古典から何を学んだのか |
【第3回】 |
宗教改革と情報革命 宗教を改革するとはどういうことか、同時期のルネサンスとどう関連するか。 宗教改革は、印刷術の普及による情報の飛躍的増大によって可能となった。 印刷術は人々の精神世界をどう変えたのか |
【第4回】 |
新大陸の征服と世界の一体化 ヨーロッパ人のアメリカ大陸征服とアジア進出によって世界は一体化した。 これがなぜ可能だったのか、なぜ西洋は東洋に先んじることができたのか。 |
【第5回】 |
市民革命と近代立憲主義 絶対君主制は市民階級によって倒され、立憲主義に基づく近代国家が生まれた。 そもそも憲法は何のために必要なのか、人権思想はどのように生まれたのか。 |
【第6回】 |
国民国家 今日の国家の基本的な形は国民国家だが、それが誕生して200年ほどにすぎない。 国民というもの自体が近代史の産物である。 国民国家はなぜ生まれ、どのように国民を作ってきたのか。 |
【第7回】 |
資本主義と世界システム 産業革命後の資本主義はどのようにして全世界を覆い尽くしたか、 なぜ世界を制覇できたのか、世界システムの概念によって解明する。 |
【第8回】 |
マルクス「資本論」を読む そもそも資本主義はどのような仕組みで成り立っているのか。 「資本論」を読んで、そのメカニズムを解き明かす。 ブラック企業も過労死も、その原因は「資本論」の中に見出せる。 |
【第9回】 |
ジェンダーから見る近代史 近現代史も男性による男性のための歴史として描かれてきた。 ジェンダーの視点によってその歪みを明らかにする。 どうすれば性的偏見のない歴史像を描くことが可能だろうか。 |
【第10回】 |
二つの世界大戦 総力戦となった二つの世界大戦は、19世紀までの戦争と根本的に異なっている。 帝国主義と民族解放を軸として、世界的な視野でその特徴をとらえる。 |
【第11回】 |
ナチスとファシズム ヒトラー率いるナチスはどのようにして独裁政権を樹立したか。 普通のドイツ国民はなぜナチスを支持し、ユダヤ人虐殺を見逃したのか ファシズム成立の心理的基盤は、ヘイトスピーチが横行する日本社会にも通じる。 |
【第12回】 |
原爆投下の政治学 核兵器はどういう仕組みで作られるのか。 アメリカはなぜ原爆を投下したのか、それをどう正当化したか。 |
【第13回】 |
20世紀における平和思想の展開 戦争責任論はどのように生まれ、戦争犯罪はいかに裁かれたか。 核抑止力論をどう乗り越えて、核のない世界を実現できるか。 |
【第14回】 |
オリエンタリズム:西洋とイスラム世界 西洋人はオリエントやイスラム世界をどう見てきたか 20世紀史に中東問題の根本原因を探る。 文明の衝突でない望ましい関係を築く手がかりはあるだろうか |
【第15回】 |
原発と震災 原爆も原発もその原理は同じ。なぜ被爆国日本が多数の原発を建設してきたのか。 エネルギー論の視点から人類史をふり返り、歴史学の課題を考える。 |