Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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日本史籍講読8- III 戸部 良一
選択必修  2単位
【史】 17-1-1340-3756-15A

1. 授業の概要(ねらい)

 外交文書を用いて日本近代の外交史を理解する。事前に配布した文書を受講生に音読させ、意味を理解させる。

2.
授業の到達目標

 史料を読みこなすことによって、歴史研究に史料を利用する方法を修得する。

3.
成績評価の方法および基準

 史料の音読と読解を20パーセント、中間テストを30パーセント、期末テストを50パーセントとする。

4.
教科書・参考書

 外務省編『日本外交文書竝主要文書』(上下、原書房)、同編『日本外交文書』等から史料を抜粋し、そのコピーを事前に配布する。

5.
準備学修の内容

 配布された史料を事前に音読し、分からない字や言葉を漢和辞典等で調べておくこと。

6.
その他履修上の注意事項

 言葉の意味や解釈だけでなく、その史料の歴史的文脈も考えること。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 大久保利通「征韓論に関する意見書」
【第3回】
 大久保「征韓論に関する意見書」
【第4回】
 山県有朋「外交政略論」
【第5回】
 山県「外交政略論」
【第6回】
 日清戦争直前の日清間往復書簡
【第7回】
 日清間往復書簡
【第8回】
 中間テスト、陸奥宗光「対韓政策に関する意見書」
【第9回】
 陸奥「対韓政策に関する意見書」
【第10回】
 小村寿太郎「日英同盟に関する意見書」
【第11回】
 小村「日露講和に関する意見書」
【第12回】
 「日独伊三国同盟に関する枢密院議事録」
【第13回】
 「日独伊三国同盟に関する枢密院議事録」
【第14回】
 「ハル・ノート」
【第15回】
 まとめ