1. |
授業の概要(ねらい) |
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幕末維新期に記された史料を読み解くことで、当時の人々が時代の変化をどのように受けとめ、対応しようとしていたのかについて考察を行う。扱う史料は、公的なもの、私的なもの、地域を限定したものなど、さまざまな角度から取り上げる。活字化された史料だけではなく、古文書にも取り組む。受講者全員で輪読するとともに、担当者による報告により授業を進める。
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2. |
授業の到達目標 |
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近世史料の読解力を養うとともに、関連する史料や文献の探し方、調べ方を修得する。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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①予習に基づいた、毎回の授業への参加度(30%) ②報告担当の際の準備度合いおよびその発表内容(30%) ③春期末に行う筆記試験(40%)
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4. |
教科書・参考書 |
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・扱うテキスト(史料)は第1回目の授業時に配布。 ・参考文献 平川新『全集 日本の歴史 第12巻 開国への道』(小学館 2008) 牧原憲夫『全集 日本の歴史 第13巻 文明国をめざして』(小学館 2008) 井上勲編『日本の時代史 20 開国と幕末の動乱』(吉川弘文館 2004) 若尾俊平編『図録 古文書入門事典』(柏書房 1991)
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5. |
準備学修の内容 |
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授業内で次回の予習プリントを配布する。それに沿って各自で読み方や意味を調べ、文意と内容を把握し、次の授業に臨む。必要に応じて他の史料や参考文献にあたり、背景となる政治や社会状況についても説明できるようにする。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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・毎回の予習は必須である。 ・史料の内容を把握した上で授業に参加すること。 ・質疑応答への参加も必須。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス(テキスト・参考文献の紹介・授業の進め方・評価の仕方) | 【第2回】 | 史料の読解方法:辞書などの使い方について | 【第3回】 | 史料の読解方法:参考文献や論文の検索などについて | 【第4回】 | 幕府や藩による記録の読解 | 【第5回】 | 村役人による記録の読解 | 【第6回】 | 個人の日記の読解 | 【第7回】 | 書簡の読解 | 【第8回】 | 古文書の読解① | 【第9回】 | 古文書の読解② | 【第10回】 | 幕府や藩による記録についての報告と質疑応答 | 【第11回】 | 村役人による記録についての報告と質疑応答 | 【第12回】 | 個人の日記についての報告と質疑応答 | 【第13回】 | 書簡についての報告と質疑応答 | 【第14回】 | 古文書の読解に基づく報告と質疑応答 | 【第15回】 | 授業のまとめと期末試験 |
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