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授業の概要(ねらい) |
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大森貝塚の発見者として知られているアメリカ人の動物学者エドワード・S・モースは、日本滞在中に膨大な日記とスケッチを残しました。この授業では、モースの日本滞在録である『日本その日その日』を受講者全員で講読します。発表担当者は、指定された担当範囲を事前に熟読し、その要旨をレジュメにまとめて他の受講者に紹介します。発表者以外の受講者は、発表内容について質疑応答を行い、書籍に記されている明治初期の日本における文化風俗や社会について理解を深めます。
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2. |
授業の到達目標 |
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①地理学に関する書籍を読み、その内容をレジュメに要約して紹介する能力を身に付ける。 ②書籍に記されている各地域の特徴を理解し、これを他者に説明できる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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発表内容(80%)と質疑応答への参加(20%)をもとに評価します。
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4. |
教科書・参考書 |
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エドワード・S・モース著 石川欣一訳『日本その日その日』講談社学術文庫、2013年
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5. |
準備学修の内容 |
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授業の前にテキストの内容をよく読み、理解を深めるようにしてください。 分からない用語や地名については、事前に辞典や地図を使って調べるように心がけてください。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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やむを得ない事情で欠席する場合は、必ず、事前に連絡してください。 無断欠席の場合は、成績評価の対象外とします。 発表時には必ずパワーポイントを用いてください。 パワーポイント操作方法は初回の授業時に説明します。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス(受講上の注意と発表分担箇所の決定) | 【第2回】 | 講読①一八七七年の日本―横浜と東京 | 【第3回】 | 講読②日光への旅 | 【第4回】 | 講読③日光の諸寺院と山の村落 | 【第5回】 | 講読④再び東京へ | 【第6回】 | 講読⑤大学の教授職と江ノ島実験所 | 【第7回】 | 講読⑥漁村の生活 | 【第8回】 | 講読⑦江ノ島での採集 | 【第9回】 | 講読➇東京の生活 | 【第10回】 | 講読⑨大学の仕事 | 【第11回】 | 講読⑩大森に於ける古代の陶器と貝塚 | 【第12回】 | 講読⑪六ケ月後の東京 | 【第13回】 | 講読⑫北方の島 蝦夷 | 【第14回】 | 講読⑬アイヌ | 【第15回】 | 講読⑭函館及び東京への帰還 |
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