Web Syllabus(講義概要)

　この授業では、社会調査から得られたデータを、コンピュータと統計ソフトを使って分析する方法の基礎について学んだ者を対象として、更に発展的なデータ分析能力をマスターすることを目標とする。重回帰分析の習得を中心的な課題としたい。利用するデータは、過去数年間に社会調査実習の授業で収集したデータおよび公開社会調査データである。高度な分析技法についても、できるだけ体感的にその本質的な意味が理解できるように授業を行う。

　・重回帰分析を理解し、自身が取得したデータについて実際に分析できるようになること。
　・その他の多変量解析手法についてもその意味を理解し、必要に応じて今後は自分で深く学び、分析できるようになること。

　出席状況など平常点（60％程度）と提出課題の評価（40％程度）による。

　テキスト：石村 貞夫 著　『SPSSによる多変量データ解析の手順（第4版）』　東京図書　2011年
　参 考 書：馬場 浩也 著　『SPSSで学ぶ統計分析入門（第2版）』　東洋経済新報社　2005年
　（必要に応じて資料を配布します。）

　USBメモリを持参し、授業で配布したファイルをそれに保存し、持ち帰ってください。家や自習室のPCでファイルを開き、授業内容の予習・復習をしてください。

　授業への参加は、自身のノート・パソコンを持ち、大学のLANにそれが接続可能なことを確認したことのある者に限ります。（ただし、使用する教室によっては教室付属のパソコンが利用できます。開講前に使用教室を確認してください。）
　高度なデータの分析をパソコンによって簡単に行うことの楽しさを味わってもらえれば幸いに思います。
　欠かさぬ出席は授業内容を理解するための大前提です。