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授業の概要(ねらい) |
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本講義は社会学の学習への入門である。 われわれはしばしば「頑張る」ということば(「頑張ります」「頑張ろう」「頑張って」「頑張れ」など)をつかう。そこで、「頑張る」=忍耐して努力することを切り口にして社会(特に日本社会)を分析していく。このようにことばの分析から社会のあり方へアプローチする。
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2. |
授業の到達目標 |
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①社会学的なものの見方・考え方を修得する。 ②現代社会、特に現代日本社会のあり方・問題点への関心を深めることができる。 ③新聞記事やニュースに接する時に、自分なりの見方ができる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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授業中のリアクション・ペーパー(30%)、小テスト(20%)、期末試験(50%)
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4. |
教科書・参考書 |
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テキスト:大川清丈『がんばること/がんばらないことの社会学――努力主義のゆくえ』ハーベスト社 2016 参考文献:参考文献は使用しない。
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準備学修の内容 |
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毎日、少しずつでもよいので新聞を読むこと。 MELICで図書を検索し借りること。
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その他履修上の注意事項 |
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現代社会論Ⅱと併せて履修すること。 現代社会への多角的な見方を学んでほしい。 授業中に配布したプリントはファイルしておくこと。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション | 【第2回】 | 社会とは何か・社会学とは何か | 【第3回】 | 現代とはいつか | 【第4回】 | 翻訳語としての「社会」 | 【第5回】 | 社会と世間 | 【第6回】 | 和と洋 | 【第7回】 | 小テスト | 【第8回】 | 「頑張り」=努力主義と日本社会 | 【第9回】 | 能力平等観 | 【第10回】 | 同調的個人主義 | 【第11回】 | 選抜システム | 【第12回】 | 「頑張り」=努力主義の現在 | 【第13回】 | 「頑張り」=努力主義の事例 | 【第14回】 | 「頑張り」=努力主義の小括 | 【第15回】 | まとめと試験 |
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