Web Syllabus(講義概要)

　本講義では、各発達段階で生じ得る臨床上の諸問題と家族のあり方との関連、家族内の諸問題とそれに対する支援のしかたをみていく予定である。具体的には、愛着とその個人差からはじまり、発達障がい等とそれに対する心理的支援（SST等を含む）、子ども虐待にかかわりうる要因やその影響、家族等への心理的援助について取り上げる予定である。講義のみではなく、講義にかかわる論文等をもとに考察したり、互いに意見を交換し合うなどの機会も設ける予定である。

　発達過程における諸問題と家族について、多面的に捉え、社会で起こる問題についても問題意識をもち、考察する力を身につける。

　定期試験70％、授業内課題等（ディスカッションへの参加含む）30％で評価をおこなう。

　適宜紹介する。
　テキストとして、『対人的かかわりからみた心の健康』（北樹出版）

　講義や関連文献、参考文献をもとに、自分なりに調べ、考察することが求められる。

　自ら問題意識をもちながら主体的に出席することが望まれる。
　なお、授業計画は、進行状況に合わせて適宜修正される。