Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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家族臨床心理学 森脇 愛子
選択  2単位
【教育文化】 17-1-1360-0540-15A

1. 授業の概要(ねらい)

 本講義では、各発達段階で生じ得る臨床上の諸問題と家族のあり方との関連、家族内の諸問題とそれに対する支援のしかたをみていく予定である。具体的には、愛着とその個人差からはじまり、発達障がい等とそれに対する心理的支援(SST等を含む)、子ども虐待にかかわりうる要因やその影響、家族等への心理的援助について取り上げる予定である。講義のみではなく、講義にかかわる論文等をもとに考察したり、互いに意見を交換し合うなどの機会も設ける予定である。

2.
授業の到達目標

 発達過程における諸問題と家族について、多面的に捉え、社会で起こる問題についても問題意識をもち、考察する力を身につける。

3.
成績評価の方法および基準

 定期試験70%、授業内課題等(ディスカッションへの参加含む)30%で評価をおこなう。

4.
教科書・参考書

 適宜紹介する。
 テキストとして、『対人的かかわりからみた心の健康』(北樹出版)

5.
準備学修の内容

 講義や関連文献、参考文献をもとに、自分なりに調べ、考察することが求められる。

6.
その他履修上の注意事項

 自ら問題意識をもちながら主体的に出席することが望まれる。
 なお、授業計画は、進行状況に合わせて適宜修正される。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 愛着とはどのようなものか
【第3回】
 愛着の個人差について
【第4回】
 育児ストレスや不安について、関連文献をもとに考える
【第5回】
 課題とグループ内ディスカッション
【第6回】
 AD/HDなど発達障がいについて
【第7回】
 発達障がいと心理的支援
【第8回】
 発達のかたよりと感覚統合療法(映像学習含む)
【第9回】
 子ども虐待とは
【第10回】
 子ども虐待とリスク要因
【第11回】
 子ども虐待ー家族への支援
【第12回】
 子ども虐待ー関連文献をもとに考察を深める
【第13回】
 課題とグループ内ディスカッション
【第14回】
 未定
【第15回】
 まとめ・試験