Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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英語圏の文学 III 水越 あゆみ
選択  2単位
【外国語】 17-1-1410-0505-19A

1. 授業の概要(ねらい)

 18世紀末に建国されたアメリカ合衆国は、20世紀半ばには比類なき超大国となって世界に君臨するようになります。近代国民国家アメリカ合衆国の「国民文学」である「アメリカ文学」は、どのように誕生し、発展してきたのでしょうか。この授業では、いくつかの代表的アメリカ文学作品を原文で読みながら、その歴史的背景を学びます。(授業計画は変更される可能性があります。)

2.
授業の到達目標

 文学作品の「本物の英語」を読めるようになること、アメリカ文学成立の歴史的背景を理解すること、以上二点がこの授業の到達目標です。

3.
成績評価の方法および基準

 授業内小テスト(30%)、期末試験(70%)で総合的に評価します。

4.
教科書・参考書

 テキストの指定はありません。授業内でプリント(英文)を配布します。参考書はMelic2F指定図書コーナーにあります。

5.
準備学修の内容

 講義内容を十分に理解するために、Melic指定図書コーナーにある研究書で自習すること。

6.
その他履修上の注意事項

 英和辞書必携。電子辞書可(英和大辞典が収録されているものが望ましい)。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 「アメリカ文学史」概観
【第3回】
 国民国家と国民文学:「独立宣言」(1776)
【第4回】
 ワシントン・アーヴィング(1):「アメリカ人作家」の誕生
【第5回】
 ワシントン・アーヴィング(2):「スリーピィ・ホロウ」(1820)
【第6回】
 黒人奴隷制度の歴史
【第7回】
 マーク・トウェイン(1):「国民文学」の誕生
【第8回】
 マーク・トウェイン(2):『ハックルベリイ・フィンの冒険』(1884)
【第9回】
 スコット・フィッツジェラルド(1):ジャズエイジの寵児
【第10回】
 スコット・フィッツジェラルド(2):『グレート・ギャツビー』(1925)
【第11回】
 フェミニズムの歴史
【第12回】
 シルヴィア・プラス(1):再評価される女性作家
【第13回】
 シルヴィア・プラス(2):「ダディ」(1965)
【第14回】
 多様化する「アメリカ」文学:階級、ジェンダー、エスニシティ
【第15回】
 まとめとテスト