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授業の概要(ねらい) |
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スペインは歴史上様々な文明や文化からいろいろな要素を受け取り、成長発展した国です。コロンブスのアメリカ大陸到達以前より、多くの地域から影響を受け、また同時にそれらの地域に多大な影響を与えてきました。特に大航海時代以降はその傾向が顕著に現れ、新旧両大陸の歴史の推移に計り知れない足跡を残しています。その結果スペインおよびラテンアメリカ諸国の歴史には、他の地域には見られない多様性が認められ、学問の対象として非常に興味深いテーマを与えてくれます。 またスペイン語には、その国により日常表現や諺、ジョークなどにも独特の言い回しがあり、これらを総合的に検証することも本講座のテーマとします。さらには各国における料理や祭り、サッカーなども取り上げます。
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2. |
授業の到達目標 |
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スペインおよびスペイン語圏における歴史、文化、言語、習慣等についてテーマを選び調査、研究し理解を深める。また他の学生の研究発表内容についても関心をもち、疑問点は質問し自己テーマと同様に習得する。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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40% 授業への参加および受講態度 60% レポートと発表
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4. |
教科書・参考書 |
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教科書はなし。学生が各テーマについて調査、研究する際の資料に関しては授業内で適宜指示します。
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5. |
準備学修の内容 |
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各テーマについて、教員から概要のレクチャーを受けることはできるが、基本的には学生自身がテーマを選び、自身で調査、研究する。その際必要とされる資料がわからなければ教員に質問することができる。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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グループワークやディスカッション中心に進行する授業なので出席は重要です。極力欠席はしないように努めてください。各自調査、研究したテーマについては授業内で発表してもらうので、プレゼンテーション効果を考えビジュアル的であることが望まれます。(パワーポイント、DVDなど) 各授業のテーマは受講生の興味、関心度により変更することがあります。そのため第一回目の授業時、受講生に予定テーマを提示し、アンケートをとります。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | この授業のプレゼンテーション | 【第2回】 | イベリア半島における古代文明(ケルト、イベロ、ギリシア、フェニキアなど) | 【第3回】 | ローマ帝国時代のスペイン | 【第4回】 | 西ゴート族の侵入 | 【第5回】 | スペインにおけるイスラム(8世紀~15世紀) | 【第6回】 | 大航海時代 | 【第7回】 | 学生によるプレゼンテーション-1 | 【第8回】 | 学生によるプレゼンテーション-2 | 【第9回】 | 植民地との関係 | 【第10回】 | スペインにおけるハプスブルグ家とブルボン家 | 【第11回】 | フランコによる独裁政治 | 【第12回】 | 民主主義社会への移行 | 【第13回】 | スペインの現代社会とヨーロッパ連合との関連 | 【第14回】 | 学生によるプレゼンテーション-3 | 【第15回】 | 学生によるプレゼンテーション-4 |
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