Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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イギリス文化論 II 千森 幹子
選択  2単位
【教育文化】 17-1-1410-3872-12A

1. 授業の概要(ねらい)

 文学と図像(イラストレーション、絵画)に見る子どもと少女の系譜の概説クラス。本講義では、子どもおよび少女という概念やイメージが文学作品と絵画、イラストにおいて、どのように表象されてきたのか、18世紀末から20世紀前半の作品―ブレイク、マザーグース、ピーターパンなどから現代までの代表的な作品・イラスト―に焦点をあてて、論じていく。英文学作品に関しては、一部、原文で講読する。具体的な作品・イラストについては、一部、授業で、学生の意見や考えを聞きながら、図像テキストや作品の読み方とイギリス文化を学んでいくことを目的とする。

2.
授業の到達目標

 子ども・少女を文化表象としてとらえる
 子ども観と少女観の系譜を理解する
 英文学作品を英語で味わう
 文学作品・図像・映像文学作品を読む力を高める

3.
成績評価の方法および基準

 学期末試験60%。講義中の小課題と発表40%

4.
教科書・参考書

 随時、講義で紹介する。

5.
準備学修の内容

 子どもと少女は、19世紀以降現代に至るまで、重要なテーマとなっています。講義だけではなく、それ以外の時間でも、文学作品や、イラスト絵画に親しんでください。また、適時、紹介した参考文献についても、読了するようにしてください。

6.
その他履修上の注意事項

 イラストや文学に興味のある学生に受講してほしい。
 遅刻や欠席に留意してください。
 また、講義中の私語は厳禁です。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 はじめに
【第2回】
 子ども・少女観の誕生と系譜
【第3回】
 イギリス文学における子ども①
【第4回】
 イギリス文学における子ども②
【第5回】
 イギリス文学における子ども③
【第6回】
 イギリス文学における少女①
【第7回】
 イギリス文学における少女②
【第8回】
 19世紀イラストレーションに見る子ども・少女の系譜
【第9回】
 19世紀絵画に見る子ども・少女の系譜①
【第10回】
 19世紀絵画に見る子ども・少女の系譜②
【第11回】
 20世紀イラストレーションに見る子ども・少女の系譜①
【第12回】
 20世紀イラストレーションに見る子ども・少女の系譜②
【第13回】
 20世紀イラストレーションに見る子ども・少女の系譜③
【第14回】
 まとめ
【第15回】
 テストとまとめ