1. |
授業の概要(ねらい) |
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1990年代以降、多くのアジアやアフリカ諸国では、国際的潮流の影響を受け基礎教育(主に初等教育)課程が無償化されてきました。これにより就学率は大幅に増加した一方で、未だ世界全体で約6100万人もの学齢期児童が学校教育を受けることができていません。このような児童の多くは、極貧困層、難民、障がいのある児童、ストリートチルドレン、遊牧民、言語・民族的マイノリティなどです。本セミナーでは、これら困難な状況にある子どもたちを対象に、なぜ就学機会が未だ得られていないのかなどについて考察します。学生は自らテーマを設定し、通年で探求します。個人発表に加え、グループによる議論や発表も多く取り入れます。
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2. |
授業の到達目標 |
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子どもたちの就学実態から、その国における政治、経済、社会、文化的側面について理解を深めることができる。その上で、自ら設定したテーマを主体的に調べ、ある社会における特定の問題についてその要因を他者に説明できる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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積極的な授業参加(30%)、プレゼンテーション(30%)、期末レポート(40%)で総合的に評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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参考文献:適時プリントを配布する。
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5. |
準備学修の内容 |
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(1)自ら設定したテーマについて文献を読むなど探求すること。 (2)期末時に課題レポートを作成し、発表・提出すること。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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発展途上国に関心を抱き、積極的に授業で発言する学生を期待しています。授業への欠席や遅刻には注意してください。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス(授業の目的、15回の流れ、成績評価など) | 【第2回】 | 日本における「子どもの貧困」<グループ議論> | 【第3回】 | 日本における「子どもの貧困」<グループ発表> | 【第4回】 | 「世界がもし100人の村だったら」<グループ議論> | 【第5回】 | 「世界がもし100人の村だったら」<グループ発表> | 【第6回】 | プレゼン(I)① | 【第7回】 | プレゼン(I)② | 【第8回】 | プレゼン(I)③ | 【第9回】 | 貧困と教育 <文献ほか> | 【第10回】 | 貧困と教育 <グループ議論> | 【第11回】 | 貧困と教育 <グループ発表> | 【第12回】 | プレゼン(II)① | 【第13回】 | プレゼン(II)② | 【第14回】 | プレゼン(II)③ | 【第15回】 | プレゼン(II)④ <レポート提出> |
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