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授業の概要(ねらい) |
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自然災害や貧困、経済・社会問題など、私たちは様々な地球規模課題に直面し、これらの問題を解決すべく、世界中で市民社会が活動を活発化させ、ボランティア活動も急速に広がっている。グローバル化が人の国際移動を促進する中、国内外で国際ボランティアは活躍している。ボランティアやNGO、宗教系組織、ディアスポラなどの市民社会の活動や役割、直面している課題、また政府や企業、国際機関との関係をグローバルな視点から学んでいく。授業を通して、ボランティアがどのように地域住民の能力を活用し自立を支援できるのかについて考え、ボランティア活動へ一歩踏み出すことを目指す。
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2. |
授業の到達目標 |
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(1)国際社会が抱えている課題と文化や価値観の多様性を理解する。 (2)国際協力における倫理的問題を理解する。 (3)知識だけでなく、ボランティア活動は自分でも身近にできるという事を理解する。 (4)様々な事例について考え、各々の経験を発表する事によって、ボランティア活動に必要な課題発見力とコミュニケーション力を身につける。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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学期末テスト(100%)
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4. |
教科書・参考書 |
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<参考文献> 勝間靖編著『テキスト国際開発論』ミネルヴァ書房 2012年 齊藤一彦・岡田千あき・鈴木直文著『スポーツと国際協力』大修館書店 2015年 斎藤文彦著『国際開発論』日本評論社 2005年 下村恭民著『国際協力 その新しい潮流』有斐閣 2016年 西川潤・下村恭民・高橋基樹・野田真里編著『開発を問い直す』日本評論社 2011年 牧田東一編著『国際協力のレッスン』学陽書房 2013年
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準備学修の内容 |
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この授業では様々な地球規模課題と解決に向けて取り組む活動を見ていく。参考文献やニュースや新聞などを利用し、国内外で起きている現状の理解を心掛けましょう。また、実際にボランティア活動などを行い発表する学生にはポイントを加算する。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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この授業をきっかけに、身近にできる国際協力や自分の関心に沿うボランティア活動に踏み出してもらいたい。授業時の私語や携帯電話使用は禁じ、真面目に受講する学生のみの履修とする。目に余る態度の学生には1回につき学期末試験の得点から20点の減点をする。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | 授業計画は変更の可能性あり。 ガイダンス:授業の概要と目的及び進め方、成績評価の方法 | 【第2回】 | 水と衛生の改善・感染症との闘い | 【第3回】 | 農業と農村開発 | 【第4回】 | スポーツと国際協力 | 【第5回】 | 日本の経験と国際協力 | 【第6回】 | 外部講師による講義:青年海外協力隊の経験とキャリアパス | 【第7回】 | 多文化共生社会を目指して | 【第8回】 | 外部講師による講義:国際社会における日本の役割 | 【第9回】 | 途上国とビジネス、私たちの選択(フェアトレード・企業の社会的責任・共通価値の創造) | 【第10回】 | 国際連合と国際協力 | 【第11回】 | 指標から見る国際協力 | 【第12回】 | 国際協力における倫理と課題 | 【第13回】 | 学生による発表 | 【第14回】 | まとめ | 【第15回】 | これまでのまとめと学期末テスト |
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