【第1回】 |
授業の概要 ― 「倫理学的に物事を考えるとはどのようなことか」について考察する。 |
【第2回】 |
道徳とその理由 ― 「私たちが道徳的に振る舞わなければならない理由や根拠はどこにあるのか」という問いを、いくつかの立場を踏まえながら考察する。 |
【第3回】 |
プラトンにおける「正義」(1) プラトンの対話篇『国家』におけるソクラテス達の対話を見ながら、正義と幸福との関係について考察する。 |
【第4回】 |
プラトンにおける「正義」(2) 引き続き、プラトンの対話篇『国家』におけるソクラテス達の対話を見ながら、正義と幸福との関係について考察する。 |
【第5回】 |
アリストテレスの徳 ― 『ニコマコス倫理学』におけるアリストテレスの徳論を見ながら、徳と幸福との関係について考える。 |
【第6回】 |
社会契約説(1) ホッブズの社会契約説を考察し、社会契約説のもつ道徳的な意味について検討する。 |
【第7回】 |
社会契約説(2) 社会契約説のもつ道徳的な意味をさらに考え、その問題点を見ていく。 |
【第8回】 |
ヒュームの道徳理論 ― ヒュームの共感・道徳感情についての理論を見ながら、道徳と感情との関わりについて考察する。 |
【第9回】 |
授業のまとめと中間試験 |
【第10回】 |
道徳的相対主義 ― 行為の善悪の基準は、それぞれの文化や時代によって異なるのか、という問題を考察する。 |
【第11回】 |
功利主義(1) 「行為の道徳性は行為がもたらしうる幸福の全体量によって決められる」とする功利主義の立場について見ていく。 |
【第12回】 |
功利主義(2) 引き続き、功利主義について、その問題点を具体例を通して検討していく。 |
【第13回】 |
カントの倫理学(1) 「行為の道徳性は行為者の意志のあり方によって決められる」とするカントの倫理学について考察する。 |
【第14回】 |
カントの倫理学(2) カント倫理学の基本原理である定言命法について考察する。 |
【第15回】 |
カントの倫理学(3) カントの人格性に関する定言命法を理解し、〈人格の尊厳〉の意味について考える。 |