Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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キャリアデザイン演習 III 由井 文良
選択  2単位
【自己啓発】 17-1-1501-1759-09A

1. 授業の概要(ねらい)

親和力:○
協働力:△
統率力:◎
感情制御力:
自信創出力:△
行動持続力:
課題発見力:
計画立案力:◎
実践力:
創造力:○
 この授業では「職業」と「人生」をキーワードに、3・4年次の2年間を通じて、キャリアデザインを明確にすること、そして、チャレンジ意識を高めワンランクアップの就職にチャレンジし、結果を出すことを目的としています。就職活動は個人戦ではなく、学生同士が自己開示の上、お互いに情報交換をしながら戦った方が効果的です。バーチャル株式投資・業界研究、就職合宿などを通してチームビルディングに力を入れ、コミュニケーション能力を培って行きたいと思います。
 3年・4年各々3~4名でファミリーを構成します。ファミリー毎に4年生が3年生を指導する形式で進めます。4年生には、グループ毎に交代でティーチングアシスタント(以下TA)として授業運営に協力して頂きます。TAとして活動する中で、人に教えること、伝えることの難しさを学んで社会人として活躍する上での力を培って頂きます。

2.
授業の到達目標

 規律性・発信力・課題発見力・創造力の増進。
 皆さんには、キャリア(仕事面での能力)を磨き、ツブシのきく人間になって、満足の行く職業人生を歩んでほしいと願っています。その意味で就職は皆さんの最終目標ではなく、人生の新たなスタートです。新卒で就職したら、5年以上は勤めて、基礎をじっくり学んでほしい。では、5年以上勤められそうな会社をどのように見つけるか?その『技』をこの演習で身に付けて頂きたいと思います。

3.
成績評価の方法および基準

 3年生:出席状況、授業参加態度40%、キャリアサポートセンター(以下CSC)が実施する就職支援行事(下記6番の項目)への参加状況10%、SPI試験結果10%、情報発信力10%、課題提出およびその評価20%、ゼミ活動への関与の積極性10%。
 4年生:出席状況、授業参加態度50%、TAとしての後輩指導20%、課題提出及びその評価20%、ゼミ活動への関与の積極性10%。
 就職活動で欠席する場合は「来社証明書」の提出、「企業訪問情報」をゼミ内で情報共有することにより授業出席として扱います。

4.
教科書・参考書

 参考文献:当日の配付資料。LMS掲載の資料。百田尚樹著『海賊とよばれた男 上・下』講談社。岩崎夏海著『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら』『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのイノベーションと企業家精神を読んだら』ダイヤモンド社。就職ガイドブック『CHALLENGE』、帝京大学求人NAVI、日経テレコン、『会社四季報』、森吉弘著『就活必携』アスペクト、田村寛之著『みんなが知らない超優良企業』講談社新書、小宮一慶著『1秒で財務諸表を読む方法』東洋経済新報社、小泉十三著『「頭がいい人」と言われる文章の書き方』河出書房新社、箱田忠昭著『「できる人」の聞き方&質問のテクニック』フォレスト出版、吉田たかよし著『「分かりやすい話し方」の技術』講談社、SPIノートの会編著『これが本当のSPI3だ!【2018年版】』洋泉社、三田紀房著『銀のアンカー』集英社。

5.
準備学修の内容

 自分史作成、ジョハリの窓、社会人基礎力診断、コンピテンシー診断、SPI職業能力適性検査などの検査により現在の自分を知り、保有能力の増進を図る。PDCAサイクルの実践。バーチャル株式投資、edi-netを活用の上、有価証券報告書を参照しての業界・企業研究。
 自学自習の勧め:SPI・一般常識・時事問題は自学自習で行うこと。また、新聞購読と1週間に1回コラムの書き写しで文章表現を身に付けること。ポータルサイトのLMSに掲載の文書を読んで参考にすること。

6.
その他履修上の注意事項

 A)CSCが主催する就職支援行事には積極的に参加してください。参加状況を成績の一部に反映させます。行事日程は授業内でお知らせします。
 B)推奨科目「職業と業界選択Ⅰ&Ⅱ(キャリアデザインの進め方)」(金曜2時限目)を履修し、業界・企業知識を深めてください。
 C)夏休み中のゼミ独自の企業見学会、就職合宿に積極的に参加して下さい。
 D)この授業では一方的に講義を聞くのではなく、グループディスカッション(GD)グループワーク(GW)を通して自主的・主体的に「話す」「聴く」「考える」「書く」など個々人の積極的参加を望みます。
 E)幅広い視野で業界研究・企業研究を進めることを目的に、バーチャル株式投資を行います。また、社会、政治、経済など世の中の動きに関心を持ち、自分との関係を考えること。時事問題・一般常識を磨くため日本経済新聞の定期購読を奨励します。
 F)情報提供、情報交換の為にラインを使用しますので、その都度ラインを参照願います。
 G)4年生はTAとして授業運営への協力、ゼミ3年生への情報提供とアドバイスを行う。更にジュニアアドバイザーに登録し、CSCとの連携によるライフデザイン演習、学部演習等での体験報告、就職イベントの企画と実行への協力。
 H)(ワイワイガヤガヤの実施)就活中の4年生は就活情報・選考情報の交換を行うことにより、『就活は団体戦』を実践する。3年生には、4年生の就活実況中継に接する中で職業意識の醸成を期待する。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション(授業目的・年間計画・評価方法)、自己紹介、自分史、ジョハリの窓とは?
【第2回】
 建学の精神、自分流、愛校精神と愛社精神、目標設定と行動計画立案(PDCAサイクル)
【第3回】
 自分史をもとに自己分析(現在の自分、理想の自分、働く自分)1分間自己PR
【第4回】
 履歴書の書き方①。ファミリー面談。≪GW≫ バーチャル株式投資、
 志望業界志望企業仮決定。
【第5回】
 社会人基礎力とは?履歴書の書き方②≪GW≫
【第6回】
 履歴書の作成と相互評価≪GW≫
【第7回】
 職種研究・業界研究。働き易い会社とは?職業選択での優先事項は?≪GD≫
 ファミリー毎に割り当てられた業界の研究を行い、第12回~第14回目のゼミで発表する。
【第8回】
 筆記試験の概要、1分間自己PR、他己紹介
【第9回】
 ファミリー面談、1分間自己PR、他己紹介
【第10回】
 職種研究、営業職を深く見てみよう。≪GD≫
【第11回】
 業界研究、有価証券報告書、IR情報収集。≪GW≫
【第12回】
 ファミリー別に割り当てられた業界について研究発表。1分間自己PR
【第13回】
 ファミリー別に割り当てられた業界について研究発表。1分間自己PR
【第14回】
 ファミリー別に割り当てられた業界について研究発表。1分間自己PR
【第15回】
 前期の振り返りと夏休みの過ごし方
 注)授業内容は進行状況によって変更する場合があります。