Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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体育原理 島﨑 直樹
選択  2単位
【教育】 17-1-3074-0281-13A

1. 授業の概要(ねらい)

 体育原理とは何か?なぜこのような学問が必要なのか?
 このような疑問に答えられるように、時代的な背景から、現代における体育原理が必要となる分野についての解釈を理解してもらい、「体育・スポーツ」についてより適切な理解を深めてもらう。
 保健体育教諭を目指す学生においても、スポーツの原理的観点や倫理学や規範論を学習し、現代スポーツに対する理解を促すことを目的とする。
 特に、現代のスポーツにおける規範、規律上の問題点を抽出し、過去の文献、等も参考にしながら、規範的ルールを提示していく。

2.
授業の到達目標

 体育原理とは何か、なぜこのような学問が必要なのか。
 スポーツにおける哲学や原理的考察の必要性を理解する。

3.
成績評価の方法および基準

 レポート課題、小テスト、試験、等を総合的に評価します。
 評価の配分割合はおおまかに以下の通りです。
 レポート課題 20%
 小テスト 30%
 試験 50%

4.
教科書・参考書

 友添秀則・岡出美則『新版教養としての体育原理』大修館書店 
 他に教員の方で資料を準備をします。

5.
準備学修の内容

 授業の資料、ノート、等を復習してくること。
 レポート課題を自宅学習し、授業内容の理解を深めること。

6.
その他履修上の注意事項

 積極的に授業へ参加し、主体的な作業や理解に努めること。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 総論
【第2回】
 体育原理の必要性を学ぶ。
【第3回】
 体育とスポーツの違いについて学ぶ。
【第4回】
 スポーツ現場においての考え方として、スポーツにおける帰納法と演繹法的考え方を理解する。
【第5回】
 スポーツにおける帰納法と演繹法的考え方の実践的活用法を学修する。
【第6回】
 保健体育教諭の資質とはなにか。指導・ティーチングとコーチングについて考える
【第7回】
 教員ならびに指導者としての「教え」について学修する。
【第8回】
 スポーツにおける不正行為を分析する。
【第9回】
 現代スポーツ界における勝利至上主義を考える。
【第10回】
 意図的ルール違反の具体例を学生間で討議する。
【第11回】
 勝利至上主義社会の中でのスポーツへの関わりを学修する。
【第12回】
 スポーツ指導者における体罰・暴力についての事例と総論を学修する。
【第13回】
 スポーツ指導者における体罰・暴力についての理論的把握と学校教育法との関連について学ぶ。
【第14回】
 オリンピック憲章と勝利至上主義の功罪について理解する。
【第15回】
 総括