Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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応用演習 I 下村 一之
選択  2単位
【スポーツ医療】 17-1-3074-0284-13A

1. 授業の概要(ねらい)

 スポーツ医学に限らず自然科学の発展は、既存の知識や研究に対する批判や疑問、その改善の過程そのものともいえる。
 この応用演習では、前期・後期を通じてスポーツ医学に関する専門的知識をもとに、最新の知識を習得する方法論を学習していく。
 前期の応用演習Ⅰでは、興味のある分野を自ら選択して、知識を深く掘り下げ、次に必要とされる研究課題を抽出・分析する。
 また後期では、研究課題の資料をまとめてプレゼンテーションし、学生間の質疑応答を通じて、研究結果としてまとめ上げていく。

2.
授業の到達目標

 健康スポーツに関する医学的生理学的知識をもとに、各分野の最先端の知見を学習・習得できる。最新知識のなかの問題点をみずから抽出できる。問題点解決のための資料を収集できる。収集した資料を整理・分析できる。分析結果をプレゼンテーションできる。他の学生との間での積極的な質疑応答ができる。学習した結果をまとめて論文形式で提出できる。

3.
成績評価の方法および基準

 定期試験(100点)、レポート提出(10点)を合計する。さらに、担当分野のプレゼンテーション(30点)、他の学生との間の質疑応答の内容(30点)、授業参加への積極性(30点)を加算して評価する。

4.
教科書・参考書

 テキスト:『スポーツ医学研修ハンドブック・基本科目(第2判)』(文光堂)

5.
準備学修の内容

 研究者としての視点を持ち、知見や情報の収集に日ごろから関心を持つこと。

6.
その他履修上の注意事項

 既存の知見に対する客観的・批判的な態度が、学問の発展につながっていく。授業を通じてそのような研究者マインドを習得してほしい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 概論(応用演習で学ぶ内容全般を理解する)
【第3回】
 スポーツ医学の研究とは(応用演習で学ぶ内容全般を理解する)
【第4回】
 神経とトレーニング効果に関する、最新の知見とその問題点を理解する
【第5回】
 筋肉・関節とトレーニング効果に関する、最新の知見とその問題点を理解する
【第6回】
 呼吸器系とトレーニング効果に関する、最新の知見とその問題点を理解する①
【第7回】
 呼吸器系とトレーニング効果に関する、最新の知見とその問題点を理解する②
【第8回】
 循環器系とトレーニング効果に関する、最新の知見とその問題点を理解する①
【第9回】
 循環器系とトレーニング効果に関する、最新の知見とその問題点を理解する②
【第10回】
 タバコ・アルコールその他の薬物とトレーニング効果に関する、最新の知見とその問題点を理解する①
【第11回】
 タバコ・アルコールその他の薬物とトレーニング効果に関する、最新の知見とその問題点を理解する②
【第12回】
 内分泌・代謝系とトレーニング効果に関する、最新の知見とその問題点を理解する①
【第13回】
 内分泌・代謝系とトレーニング効果に関する、最新の知見とその問題点を理解する②
【第14回】
 予備日 まとめ
【第15回】
 まとめ 授業内試験