Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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スポーツ方法実習(水泳) I 浜上 洋平
選択  1単位
【教育文化】 17-1-3074-3406-11A

1. 授業の概要(ねらい)

 水の特性を理解し、水中における身体活動を体験することにより、生涯スポーツとしての水泳の楽しさを学ぶ。また、本科目では特に近代泳法の中のクロールと背泳ぎの泳法と指導法の習得を目標とする。

2.
授業の到達目標

 ①クロールで50m以上安定して泳ぐことができる。
 ②背泳ぎで50m以上安定して泳ぐことができる。
 ③クロールの指導のポイントとその根拠を説明できる。
 ④背泳ぎの指導のポイントとその根拠を説明できる。
 ⑤水泳指導における安全確保の方法(水質管理、バディシステムを含む)を説明できる。

3.
成績評価の方法および基準

 授業に取り組む態度(20%)、レポート課題(40%)、実技試験(40%)で評価する。

4.
教科書・参考書

 『水泳指導の手引き(三訂版)』文部科学省、アイフィス ¥1,480+税
 『小学校学習指導要領解説体育編平成20年8月』文部科学省、東洋館出版社 ¥118+税
 『中学校学習指導要領解説保健体育編平成20年9月』文部科学省、東山書房 ¥386+税
 『高等学校学習指導要領解説保健体育編平成21年12月』文部科学省、東山書房¥478+税

5.
準備学修の内容

 授業中で学んだことをその日のうちにプリントにまとめ、ひとつのファイルに綴じるようにしてください。

6.
その他履修上の注意事項

 ①競泳用の水着、水泳キャップ、ゴーグルを持参すること。
  ※レジャー用の水着やアクセサリー等、授業にふさわしくないものは不可
 ②筆記用具(ペン、ルーズリーフ、ファイルなど)を持参すること。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション:授業の進め方・評価方法の確認、水泳の安全管理の方法(バディシステム、水質管理)、プール施設見学
【第2回】
 水泳に必要な準備運動、水慣れの運動、水の特性、水中の生体応答、泳力チェック(25mクロール、25m背泳ぎ)
【第3回】
 重心と浮心の関係、背浮きの方法(講義)、背泳ぎの段階的指導1:背浮き、背浮きばた足
【第4回】
 背泳ぎのプッシュの方法(講義)、背泳ぎの段階的指導2:ちょうちょう背泳ぎ
【第5回】
 背泳ぎのリカバリーの方法(講義)、背泳ぎの段階的指導3:クリオネ背泳ぎ、気を付け背泳ぎ
【第6回】
 ローリングの意義と方法(講義)、背泳ぎの段階的指導4:背泳ぎのプル、ローリングを使った背泳ぎ
【第7回】
 背泳ぎの効率的な泳ぎ方(講義)、背泳ぎの段階的指導5:背泳ぎのキック、プル、呼吸動作のバランス、タッチターンとクイックターン
【第8回】
 クロールのキックの意義と方法(講義)、クロールの段階的指導 1:ボビング、ばた足
【第9回】
 水の抵抗と姿勢の関係(講義)、クロールの段階的指導2:けのび、けのびからのばた足
【第10回】
 クロールのプルの意義と方法(講義)、クロールの段階的指導3:面かぶりクロール(6ストロークゲーム)、クロールのプル
【第11回】
 クロールのストロークの意義と方法(講義)、クロールの段階的指導法4:スムースな面かぶりクロール
【第12回】
 クロールの呼吸動作の方法(講義)、クロールの段階的指導5:クロールの呼吸動作
【第13回】
 クロールの効率的な泳ぎ方(講義)、クロールの段階的指導6:クロールのキック、プル、呼吸動作のバランス
【第14回】
 クロールのターンの方法と意義(講義)、クロールの段階的指導法7:タッチターンとクイックターン
【第15回】
 実技試験:50mクロール、50m背泳ぎの泳法試験と2泳法のポイントのまとめ