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授業の概要(ねらい) |
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博物館園(美術館・科学館・動物園・植物園・水族館なども含む)は外の世界から切り離されて存在するわけではなく、「ヒト」や「情報」がさかんに出入りしているし、「モノ(資料・作品・標本・生きた動植物など)」もまた博物館園の内と外をつないでいるのである。さらに、博物館資料を博物館・美術館その他のミュージアム施設で将来収蔵・展示・研究される可能性があるもの、と考えるならば、歴史資料や美術作品ばかりでなく、無形文化財、生活用具、生産現場、建造物、土木構築物、町並み、自然環境などあらゆるものが博物館資料論の対象となりうる。 このような観点から、なるべく身近な事例を取り上げ、博物館資料の基礎概念とその収集・保存・修復・展示・調査研究について幅広く講義を行なう。なお、スライド画像・ビデオ映像等を多用して理解しやすい授業をめざす。
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2. |
授業の到達目標 |
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博物館資料の収集・登録・整理等に関する基本的知識を習得する。 博物館資料の諸性質とその取扱い技術について理解する。 博物館の調査研究活動について理解し、地域における文化的活動に博物館という立場から積極的に参加できる力を養う。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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2/3以上の出席は必須条件(50%)。期末テスト(50%)を合わせて成績を評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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テキストとして教場にてプリント配布する。 参考文献は適宜指示する。
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5. |
準備学修の内容 |
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この授業であつかう「博物館」には歴史系博物館、郷土資料館、美術館、文学館、科学館、動物園、植物園、水族館、昆虫館等が含まれます。それらに日常的に通うことがなによりの準備学習になるのですが、なかなか実行は難しいかもしれません。そこで次善の策として、ネットを利用して「博物館」や展覧会の情報に触れることを勧めます。授業内容の確認・定着のためにもネットを有効に使って下さい。 また、空いた時間を利用して帝京大学総合博物館に立ち寄り、展示室の設備や展示品、展覧会の構成などについて授業との関連という視点で参観してほしいと思います。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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前項では次善の策としてのネット利用を勧めましたが、博物館・美術館に実際に足を運ぶことは授業内容についての理解を深めるのに役立つばかりでなく、人生の楽しみを増すことにもなります。また、展覧会やイベントにも積極的な関心を持ってほしいと思います。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション 博物館資料論の意味-何がどのようにして博物館資料になるか | 【第2回】 | 美術館コレクション1 美術コレクションの成り立ち | 【第3回】 | 美術館コレクション2 美術作品の収集・登録・整理 | 【第4回】 | 資料各論1 博物館資料の分類、絵画 | 【第5回】 | 資料各論2 彫刻・工芸 | 【第6回】 | 資料各論3 印刷用原画・写真ほか | 【第7回】 | 資料各論4 典籍・古文書・公文書・図書 | 【第8回】 | 資料各論5 歴史・考古・民俗・民族資料 | 【第9回】 | 資料各論6 映画・パフォーミングアーツ・スポーツ | 【第10回】 | 資料各論7 建造物・町並み・近代化遺産・文化的景観 | 【第11回】 | 資料各論8 生物・鉱物・天体・近代製品 | 【第12回】 | 収集~活用の流れ1 実物資料 | 【第13回】 | 収集~活用の流れ2 2次資料・メタデータ | 【第14回】 | 博物館資料に関する諸権利と博物館危機管理 | 【第15回】 | まとめ |
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