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授業の概要(ねらい) |
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「国際コミュニケーションⅠ-Ⅰ」を履修済みの学生を対象に、中国語初級の授業を行います。発音、ピンインの読み方・書き方、簡体字及び一通りの初級文法を習得し、簡単なあいさつや日常会話に加え、基礎的な文章の読み書きができるようになることをめざします。 基本的に毎回教科書に沿って文法ポイントの解説を行なった後に本文を練習し、本文をもとに会話場面を設定して学生中心の会話練習を行い、その後トレーニング問題を解いていく形式で授業を進めていきます。 ※注意: この「国際コミュニケーションⅠ‐Ⅱ」は、春学期の国際「コミュニケーションⅠ‐Ⅰ」と連続した内容なので、春学期Ⅰ‐Ⅰの既習者が対象となります。この授業は1クラスあたり50名の人数制限があり、それ以上の希望者が生じた場合は履修者を制限するので、必ず初回の授業に出席すること。 また、外国語学部中国語コースの学生、及び母語が中国語である学生については原則として単位履修は不許可です。単位を要件としない聴講については可としますが、既習ではない新たな言語経験こそが長い目で人生にプラスをもたらすので、未経験の語学に挑戦することをお勧めします。同様に中国語学習経験のある者は国際コミュニケーションⅡ‐Ⅱか、未経験の語学を選択してください。 なお、この授業では個別に声を出して発音や対話練習などの実践的訓練が主になりますので、基本的に毎回当たるものと考えてください。
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授業の到達目標 |
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・中国語を正しく発音し、簡単なコミュニケーションがとれ、日記程度の身の回りの事柄を中国語で表現できるようになる。 ・基本文法を習得し、辞書をひいて、より高度な内容を理解できるようになる。 ・本文の内容を通して、中国文化を理解する。
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成績評価の方法および基準 |
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中間テスト・期末試験を70%、授業内の小テスト及び授業への積極的な参加などの平常点を30%として総合的に評価します。詳細は授業初回に担当教員より説明します。
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教科書・参考書 |
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『自然に身につく基礎中国語』劔重依子・杜金楓 著、朝日出版社 外国語学習に辞書は必須です。本格的に学ぶのであれば準備してください。推薦できるものとして小学館『中日辞典』があります。
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準備学修の内容 |
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授業前に教科書付属の音源を活用して発音練習をします。本文及び文法ポイント例文の意味を調べ、トレーニング問題の答えをノートに書いてください。授業後は学んだ単語や例文を繰り返し音読し、手で書き復習し、可能であれば暗誦してください。
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その他履修上の注意事項 |
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語学の勉強は練習量に比例するので、授業への出席は必須です。今学期は単語量が増えるだけでなく、文法事項も複雑になってくるため、きちんとノートをとり、毎回の予習復習に役立ててください。基本例文は音読・筆記を繰り返し練習し、そのまま暗記してしまうことが望ましいといえます。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス、発音の復習 | 【第2回】 | 力だめしテスト、春学期学習内容の復習 | 【第3回】 | 第十課 場所と方位の表現、存在の表現、反復疑問文 | 【第4回】 | 第十一課 連動文、動態助詞「了」の用法、時間量の用法 | 【第5回】 | 応用練習 | 【第6回】 | 第十二課 前置詞の表現、助動詞「要」・疑問詞「怎麼」 | 【第7回】 | 第十三課 動態助詞「在」:進行の表現、近接未来、動詞の重ね型 | 【第8回】 | 応用練習 | 【第9回】 | 中間復習 | 【第10回】 | 第十四課 第十四課 動態助詞「過」:経験の表現強調構文・継続の「了」 | 【第11回】 | 第十五課 比較表現、お金の表現・前置詞「給」 | 【第12回】 | 応用練習 | 【第13回】 | 第十六課 可能の表現、二重目的語 | 【第14回】 | 総合復習 | 【第15回】 | 総まとめ *教員によって授業進度は多少の変動があります。 |
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