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授業の概要(ねらい) |
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不動産取引を中心題材にします。不動産の取引には法律、中でも特に民法及び建築基準法等の周辺の法律の理解が不可欠です。不動産の取引は当事者の事実関係及び法律関係、意思表示、物権変動、登記手続き完了に至るまで多くの論点がありますので、それらの基礎知識が身に付くように講義を進める予定です。また、民法等の実体法と不動産登記法等を中心とした手続法の接点について実例及び判例をふんだんに挙げながら講義を進めます。特に不動産登記簿の解読方については、必ず身につけてもらいたいと思っています。講義が机上の空論にならないよう、実社会での不動産取引等を例示し、法律の実務運用にも理解が及ぶよう、学習していきましょう。 法律を学ぶ際には六法を常に携帯し、開くことが重要です。授業には持ち運びに便利な有斐閣や岩波書店のポケット六法又は判例付携帯六法程度の分量で充分です。価格は2,000円から3,500円程度ですので、必ず持参して下さい。また、常に最新のものをご購入下さい。法律は毎年変わりますので。授業中、条文の解説には六法を使用します。 また、不動産を取巻く各種国家試験にも役立つと思われる内容を目標にします。
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授業の到達目標 |
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不動産売買契約書や登記事項証明書等実社会において触れる可能性があるものについて法的根拠及び裏付けをもって解読できることが目標です。そこに至るための基礎的な法的考察力、また根拠となる条文を検索できるという手段を身に付けて下さい。
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成績評価の方法および基準 |
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平常点と考査(復習の意味での小テストを授業中に行うこともあります)によって総合評価します。 考査は最終授業でのまとめの後に実施する予定です。 総合評価によって判定しますが、考査未受験者は評価対象外とします。
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教科書・参考書 |
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テキスト:澤野順彦『不動産法の理論と実務』商事法務 参考文献:近藤 誠『不動産登記を見る・読むならこの1冊』自由國民社 (いずれもジュンク堂や紀伊国屋書店等の大手書籍店から取り寄せてもらう方法が確実です)
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準備学修の内容 |
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予習は、毎回次回講義で指定する範囲内行ってきて下さい。予習と比較すると復習の方にウェイトを置いて欲しいので、授業で確認した条文は必ずチェックするようにして下さい。条文を暗記することは不要です。何度も読んでいるうちに自然に覚えてしまいます。何が何処に規定されているかを理解することが重要です。
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その他履修上の注意事項 |
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授業には必ず六法を持参して下さい。授業中、必ず六法を開きます。授業終了後、「法律と触れ合った」という実感がもてることを最も期待しています。卒業後その分野に就職するにしても民法その他基礎法律知識は不可欠ですし、それ以上に大切なことは法的理論に基づいた思考を身に付けることです。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 入門。不動産法とは、民法とは、何か。それらの法律の位置付け。 | 【第2回】 | 不動産取引における当事者 | 【第3回】 | 不動産取引における意思表示・物権変動① | 【第4回】 | 不動産取引における意思表示・物権変動② | 【第5回】 | 不動産売買における所有権の移転時期と二重譲渡① | 【第6回】 | 不動産売買における所有権移転時期と二重譲渡② | 【第7回】 | 不動産売買における所有権移転時期と二重譲渡③ | 【第8回】 | 不動産の特定及び種別 | 【第9回】 | 実例:登記簿を読む① | 【第10回】 | 実例:登記簿を読む② | 【第11回】 | 実例:不動産売買契約書① | 【第12回】 | 実例:不動産売買契約書② | 【第13回】 | 実例:不動産売買契約書③ | 【第14回】 | 総括 | 【第15回】 | まとめ及び考査 |
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