1. |
授業の概要(ねらい) |
|
将来、医療機関において事務職員として働くことを考えている学生を主な対象としての概説である。医療事務は、一般の事務職とは異なり、医療保険制度や医学の基礎知識を必要し、専門性の高い職種で、医療機関での会計処理や、薬品備品に関する業務スタッフ間の調整などにおいて、これらの知識は不可欠である。また、ここで受講する 諸君が医学的基礎知識を身つけることは、医療機関を利用する患者さん達が、安心して適正な医療を享受することにもつながる。 この授業では、人体を概説した後、臓器別に構造・機能・主な病気とその対策などについてビデオ、DVDを併用する。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
日本病院管理協会が行う「医療管理秘書士」や「医療管理士」の資格認定試験に合格することを目標にします。資格とは関係なく医学一般を学びたい学生も勿論受講できます。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
期末試験は最終講義日に、筆記試験を行い、成績を評価する。 授業態度(雑談、居眠り等)は減点の対象とする。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
『医療保険事務 医学一般』 財団法人 日本病院管理教育協会(資格取得学生対象) 『からだのしくみカラ―辞典』 堀内義亭 主婦の友社(資格に関係のない学生対象)
|
5. |
準備学修の内容 |
|
講義をうけたら必ずその日に復習をすることが重要である。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
全体の把握が必要であるため、必ず出席すること。 学習した医学知識を、自己の健康維持増進に活用すること。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | 医学の歴史の概要を説明できる。 | 【第2回】 | 医学の歴史の概要を説明できる。 | 【第3回】 | 病院における検査の進歩の概要を説明できる。 | 【第4回】 | 末梢血と血液型、組織適合性抗原について概略を概要を説明できる。 | 【第5回】 | 生活習慣病: 歴史を説明できる。 | 【第6回】 | 生活習慣病: 肥満とシンドロームXについて説明できる。 | 【第7回】 | 天然痘と人類への関わりについて説明できる。 | 【第8回】 | ワクチンとその有効性と弊害を説明できる。 | 【第9回】 | 癌の概要を説明できる。 | 【第10回】 | 癌治療について概要を説明できる。 | 【第11回】 | 医療倫理と臓器移植について説明できる。 | 【第12回】 | 日本の医療の今後をある程度説明できる。 | 【第13回】 | 国民皆保険制度の概要を説明できる。 | 【第14回】 | 国民皆保険制度の今後をある程度説明できる。 | 【第15回】 | まとめと試験 |
|