Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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考古学特殊講義1C- I 山内 和也
選択必修  2単位
【史】 17-1-3083-4417-06

1. 授業の概要(ねらい)

この授業では、日本から遠く離れた西アジア世界の考古学について学びます。現在では、西アジアの地域では、紛争が続くとともに、テロが多発しており、この地域に対する私たちのイメージは決して良いものではありません。その一方で、西アジアという地域は、メソポタミア文明に代表されるように、かつては高度な文明を生み出し、優れた文化を残しました。この授業では、西アジア地域に属するイラン世界を取り上げ、考古学や歴史、文化を学ぶとともに、現在の西アジアの姿を学びます。

2.
授業の到達目標

西アジアの考古学や歴史、文化に関する知識を習得するとともに、現在の状況を理解する。

3.
成績評価の方法および基準

学期末試験60%、平常点(主に出席状況)40%

4.
教科書・参考書

特に指定しませんが、授業の中で参考となる文献を紹介します。

5.
準備学修の内容

日頃から西アジア地域に関する報道に注目すること、西アジアに関する展覧会等を見学すること。

6.
その他履修上の注意事項

既に公表されているシラバスの内容と異なる授業内容となりますが、日本やその周辺諸国だけでなく、遠く離れた世界に触れる機会となることを希望します。

7.
各回の授業内容
【第1回】
西アジア世界、そしてイラン世界とは何か
【第2回】
インド・ヨーロッパ語族の移動とイラン
【第3回】
アケメネス朝ペルシアとオリエント世界
【第4回】
古代言語の解読
【第5回】
サ―サーン朝ペルシア
【第6回】
サ―サーン朝ペルシアとシルクロード
【第7回】
西アジアの宗教1
【第8回】
西アジアの宗教2
【第9回】
イスラーム教の誕生とイスラーム世界
【第10回】
仏教とその伝播
【第11回】
バーミヤーン遺跡の破壊
【第12回】
バーミヤーン遺跡の保護
【第13回】
バーミヤーン遺跡とは何か
【第14回】
文明の十字路
【第15回】
まとめ