Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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日本のエネルギー II 郭  四志
選択必修  2単位
【経済】 17-1-1110-1688-32A

1. 授業の概要(ねらい)

 石油・エネルギー需給逼迫が深刻化するなか、エネルギー・資源を巡ってエネルギー消費諸国の争奪戦が激化する今日、エネルギー・資源問題がますます注目されており、世界の限られた原油・天然ガス資源の安定的供給は資源消費・需要が急増する中、諸国経済の持続可能な成長の重要な鍵となっている。
 エネルギー関連の講義はそういう意味でとても関心度の高い科目である。本学期では、前半期エネルギー経済 I のうえに、さらに内外の主要なエネルギー活動・特徴及び環境問題を学ぶ。

2.
授業の到達目標

 エネルギー経済と日本エネルギーに関する基本知識を覚え、問題発見・分析力を養う。

3.
成績評価の方法および基準

 授業内試験(テキスト・ノート持込み可)。

4.
教科書・参考書

 テキスト・参考文献は、授業の第1回目に、紹介する。

5.
準備学修の内容

 テキスト・参考文献を予習・復習してほしい。

6.
その他履修上の注意事項

 関連知識を覚え、授業の内容をよく理解し、発見・分析力を養ってほしい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 「3.11」以後の日本の原発・電力・エネルギー供給状況・問題点・ゆくえ及びその国際社会や日本経済への影響
【第2回】
 エネルギー需給構造の強靭化への取り組み
【第3回】
 国際エネルギー市場構造の新しい変化
【第4回】
 地球温暖化問題を巡る各国の動き及び日本の対応
【第5回】
 エネルギー消費国と生産国の新しい競争戦略
【第6回】
 国家戦略としてのエネルギー政策の再構築及び新たな戦略的取組
【第7回】
 世界における原発建設・運営の動向
【第8回】
 ロシア・中東などの石油・エネルギー生産大国・地域の対日本・中国などの供給戦略
【第9回】
 アフリカ・中東などでのエネルギー・資源確保のリスク及びその対策
【第10回】
 再生可能エネルギーの開発コスト及びその開発の新しい動き
【第11回】
 新エネルギー・環境保全などのエネルギー・環境分野における研究開発・イノベーション
【第12回】
 エネルギー産業の競争力・経営基盤の強化
【第13回】
 石油備蓄などによる緊急時の充実・対応
【第14回】
 エネルギー・環境分野における日中韓などの国際協力・連携及びその意義
【第15回】
 まとめ・テスト