Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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税務会計論B 飯田 律
選択必修  2単位
【観光経営】 17-1-1110-3744-24A

1. 授業の概要(ねらい)

 税務会計とは、法人税等の税務に定められたルールに基づいて行われる会計をいいます。日本の多くの企業は、税務会計に基づいた決算を行い、法人税の申告を行っています。
 税務会計論Ⅱでは、税務会計論Ⅰで学習した会計と簿記の知識を活かして、法人税の課税所得の計算の基本を学びます。税務会計を理解することにより、法人税の課税所得の計算や税務申告ができるようになり(tax compliance)、また将来の税務計画を設計したり比較したりすることができるようになります(tax planning)。
 法人税には多くのルールや特殊なルールがありますが、多くの企業の実務でも出てくる重要なポイントを中心に学んでいきます。

2.
授業の到達目標

 (1)法人税のルールの基本を理解する
 (2)会計と法人税の課税所得のつながりを理解する
 (3)課税所得の簡単な計算ができる

3.
成績評価の方法および基準

 出席約20%、小テスト/レポート約80%で評価します。

4.
教科書・参考書

 参考書:『新訂税務会計要論 第2版』中田信正著 同文館出版

5.
準備学修の内容

 税制改正の情報は、新聞やインターネット、国税庁(NTA)等のHPで多くの議論や解説がなされています。積極的にこれらに目を通してください。

6.
その他履修上の注意事項

 税務会計論Ⅰとあわせて履修することが望ましい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 税務会計と課税所得
【第3回】
 法人税の基本ルール
【第4回】
 第4回~第5回
 益金の額の計算(販売、請負、譲渡)
【第5回】
 第4回~第5回
 益金の額の計算(販売、請負、譲渡)
【第6回】
 棚卸資産と売上原価
【第7回】
 固定資産と減価償却
【第8回】
 第8回~第9回
 営業費用
【第9回】
 第8回~第9回
 営業費用
【第10回】
 個別論点
 (有価証券、繰延資産、引当金など)
【第11回】
 損失、欠損金の繰越し
【第12回】
 法人税額の計算
【第13回】
 国際税務
【第14回】
 企業グループ税制
【第15回】
 税務会計論Ⅱのまとめ