1. |
授業の概要(ねらい) |
|
この講義では、皆さんにとって身近な『働く』ことやそれに関連する諸問題について経済学的な視点から考えていきます。 講義の前半で労働経済学の基本的な考え方を習得してもらい、講義の後半では、労働経済学のトピックの中でも皆さんにとって身近なテーマを扱います。統計データ等を用いてなるべく簡単に説明しますので、皆さんも現実の問題との関連を考えながら講義に参加してください。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
(1)学生が授業で扱った内容について説明ができる。 (2)学生が将来の働き方について自分なりの考えを持てるようになる。 (3)学生が授業で扱った問題について経済学視点から批評できる。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
(1)期末に行う試験70%と小レポートや課題の提出30%で総合的に評価します。 (2)授業態度は、合格基準に満たない場合の救済処置として考慮します。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
毎回の授業で、講義資料を配布する予定です。 【参考文献】 太田 聰一 橘木 俊詔(著)『労働経済学入門』有斐閣 松繁寿和(著)『労働経済』放送大学教育振興会 脇坂明(著)『新しい働き方の実現を目指して 労働経済学入門』日本評論社 阿部正浩・松繁寿和(編)『キャリアのみかた図で見る110のポイント』有斐閣 *その他に必要な文献や資料があれば、授業で適宜紹介します。
|
5. |
準備学修の内容 |
|
(1)講義資料を読み直し、重要な点についてはノートなどにまとめ直すことをおすすめします。 (2)授業で出てきた経済用語や定義についてもテーマごとに整理しておくと良いでしょう。 (3)各トピックについて自分なりの考えをノートなどにまとめておくと良いでしょう。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
皆さんにとって身近な問題を取扱いますので、授業に積極的に参加してください。また、授業内容についてわからないことがあれば、遠慮なく質問してください。 他の受講者の迷惑になるような行為は減点の対象になります。 受講者の状況や初回授業でのアンケートをみて、授業内容を変更する場合もあります。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | 授業ガイダンス 授業の内容や計画、評価方法についての説明 | 【第2回】 | 日本の労働市場 日本の労働市場の現状 | 【第3回】 | 賃金と雇用量の決定(1) 労働供給 | 【第4回】 | 賃金と雇用量の決定(2) 労働需要 | 【第5回】 | 賃金と雇用量の決定(3) 労働市場の均衡 | 【第6回】 | 教育 大学進学のメリットとコスト 学歴間賃金格差 | 【第7回】 | 企業訓練 OJT Off-JT 一般訓練 企業特殊訓練 | 【第8回】 | 昇進 昇進と労働意欲 日本企業の昇進の特徴 | 【第9回】 | 賃金格差(1) 賃金格差の実態 | 【第10回】 | 賃金格差(2) 賃金格差に関する経済理論 | 【第11回】 | 労働時間(1) 日本人の生活と労働 | 【第12回】 | 労働時間(2) 日本の労働時間制度 | 【第13回】 | ワーク・ライフ・バランス ワーク・ライフ・バランスとは 日本のワーク・ライフ・バランスの現状と課題 | 【第14回】 | ワークシェアリング ワークシェアリングとは ワークシェアリングの種類 | 【第15回】 | 授業の総括 第2回~第14回までの授業内容のまとめ |
|