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授業の概要(ねらい) |
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金融論Ⅰで習得した金融論の基礎知識をベースに、戦後から現代にいたる日本経済の変遷を背景に、夫々の年代の経済の環境や経済目的に対する金融システムの変化、金融政策の効果の観点等について講義いたします。種々の金融規制を持つ時代から、金融自由化、グローバル化が進み日本経済は大きく構造変化を遂げました。
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2. |
授業の到達目標 |
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これまでの日本経済が経験してきた実情をみて金融の観点からみる視点を養ってください。将来の人生の場面において金融現象を冷静に見る目、賢明な対応を取ることができる能力を養うことが目的です。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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講義への出席状況(25%)、授業中に出す課題(25%)、中間テストと期末テスト(50%)により総合的に評価します。
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教科書・参考書 |
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参考文献『金融読本[第29版]』島村/中島 著、東洋経済新報社 『入門金融 第5版』、黒田晁生 著、東洋経済新報社
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準備学修の内容 |
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毎日起こる金融経済関連のニュースに関心を持ってください。また、講義で配布された資料をもとに復習することを薦めます。
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その他履修上の注意事項 |
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金融論Ⅰと金融論Ⅱを継続して履修することが望ましい。疑問があれば、授業の後、またはオフィスアワーを利用して質問して下さい。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション | 【第2回】 | 日本の金融機関(業態ごとの特徴) | 【第3回】 | 金融市場の類型(取引所取引と店頭取引、短期金融市場と長期金融市場) | 【第4回】 | 金融市場の類型(株式市場、債券市場、外国為替市場、金融派生商品取引) | 【第5回】 | 戦後の日本の金融政策 | 【第6回】 | 金融に関する規制と高度経済成長 | 【第7回】 | 中間のまとめ | 【第8回】 | 1970年代の石油ショックと金融政策 | 【第9回】 | 1980年代前半における世界経済と金融自由化の進展 | 【第10回】 | 1980年代後半の円高と日本経済 | 【第11回】 | 1980年代後半のバブルと金融政策 | 【第12回】 | 1990年代のバブル崩壊と不良債権問題 | 【第13回】 | 2000年代のデフレ不況と金融政策 | 【第14回】 | 最近の日本の金融に関する課題 | 【第15回】 | まとめ |
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