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授業の概要(ねらい) |
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私たちが健全な社会を維持し、豊かな暮らしを続けていくためには、社会に多様で活力あるビジネス(産業)の営みがなくてはなりません。私たちの暮らしに必要な財やサービスを提供し、仕事(職場)と富(財産)をもたらしてくれるのはビジネス(産業)だからです。 この講座は、豊かな暮らしの基盤となるビジネス(産業)について、深くかつ多面的に理解することを目的にしています。そのため、授業では、ビジネスに共通する特徴や性格、それぞれのビジネス(産業)の生い立ちや特徴を学んでいきます。 秋学期は、農業、流通業、製造業、サービス業など、暮らしと社会を支えてきた代表的なビジネス(テキスト第3編)について、その生い立ちや特徴を学んでいきます。
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2. |
授業の到達目標 |
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ビジネス(産業)毎の共通点と違いを理解し、それぞれの生い立ち、特徴、性格、課題などを説明できる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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授業中の小テストの合計点をもとに評価します(100%)。テストでは、漫然と出席するだけでなく、授業内容をきちんと理解したかを問います。出席率も参考にします。
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教科書・参考書 |
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テキスト:『教養としてのビジネス入門(改訂版)』石毛 宏(著)創成社 参 考 書:『21世紀を豊かに生きるための資本主義学』石毛 宏(著)金融財政事情研究会
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準備学修の内容 |
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(1)テキストの指定された各章を事前に読み、理解できたところとできなかったところを整理して授業に臨むこと(予習ができなかった場合には復習として熟読すること) (2)テキストに止まらず参考文献や関連した文献をできるだけ多く読むこと
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その他履修上の注意事項 |
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(1)高校程度の歴史(世界史、日本史)と倫理学、大学の経済学総論、経営学総論の理解が前提です。経済史、産業史、経営史などの勉強は、より深い理解につながります。 (2)当然ですが、授業中の私語は厳禁です。私語が続く学生は退室してもらいます。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 産業社会の変化(1)-ビジネスの始まりから工業化の時代まで | 【第2回】 | 産業社会の変化(2)-サービス経済化の背景と特徴 | 【第3回】 | 自然から採取するビジネス -農林水産業と鉱業(資源ビジネス) | 【第4回】 | 交易から生まれたビジネス -流通業 | 【第5回】 | 造る仕事をビジネスに(1)-製造業の特徴と産業の主役になった背景 | 【第6回】 | 造る仕事をビジネスに(2)-製造業を取り巻く変化、土木建設業 | 【第7回】 | サービス分野の多様性と共通性(1)その拡大の背景 | 【第8回】 | サービス分野の多様性と共通性(2)その変化の現状+小テスト(1) | 【第9回】 | 事務の機械化から情報化社会へ -情報通信産業 | 【第10回】 | 産業と消費生活の補完役から -金融業と運輸業 | 【第11回】 | 時代の変化が生み育てるサービス業 -不動産業、事業所向け、個人家庭向け | 【第12回】 | 豊かな社会が求めるサービス業(1)-環境、エネルギー | 【第13回】 | 豊かな社会が求めるサービス業(2)-ヘルスケア | 【第14回】 | 豊かな社会が求めるサービス業(3)-観光、文化、芸術、芸能、スポーツ | 【第15回】 | 日本の産業の未来を考える+小テスト(2) |
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