Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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経営管理論B 飯塚 陽介
選択必修  2単位
【観光経営】 17-1-1120-2715-24A

1. 授業の概要(ねらい)

 本講義の目的は、受講生が将来、企業組織においてマネジメント(管理)業務に従事する際に求められる知識を広範に学ぶことにあります。春学期は、マネジメント業務の内容とそれが組織に与える影響、マネジャー(管理者)による戦略的意思決定のプロセスを主に学ぶことになります。
 講義形式の授業となります。講義は主に板書にて実施しますが、受講生は単に受け身で板書を書き取りのみならず、講義内容に関連した論述の提出とディスカッションを通じて主体的に学ぶこととなります。受講生は、論述とディスカッションを通じて経営管理に関する基本的な考え方を駆使して物事を考えることができるようになるで しょう。

2.
授業の到達目標

 到達目標(1)マネジメントに関わる基礎的な用語を把握している。
 到達目標(2)マネジメントに関する用語を駆使して、論理的な思索をすることができる。
 到達目標(3)マネジメントに関する自分の意見を他人に表明することができる。

3.
成績評価の方法および基準

 評価基準(1)期末テスト(持ち込み不可)(60%)(到達目標(1)と関連します。)
 評価基準(2)論述課題への誠実な答案の提出(30%)(到達目標(2)と関連します。)
 評価基準(3)授業内での討議への貢献(10%)(到達目標(3)と関連します。)
 ※平常点(出席回数)は主要な評価項目とはしませんが、評価に際して参考とする可能性があります。

4.
教科書・参考書

 講義は下記テキストに沿って行います。期末テストは持ち込み不可ですが、授業内での論述課題はテキストを持参していることを前提として実施します。従って、単位取得にはテキスト購入が有利となります。
 (参考文献)
 ・スティーブン P. ロビンス(髙木晴夫監訳)『マネジメント入門:グローバル経営のための理論と実践』ダイヤモンド社、2014年(定価・税別2,800円)

5.
準備学修の内容

 (1)学期を通じて、持ち込み不可の期末テストに備え、予習・復習をする。
 (2)講義中に課す論述課題は主にテキストの例題から出題します。(1)とも関連しますが、例題を事前に検討しておくことが望まれます。

6.
その他履修上の注意事項

 ・経営学総論Ⅰ・Ⅱをすでに履修していることが望ましい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ●講義:春学期の振り返りとオリエンテーション
【第2回】
 ●講義(テキスト254~270頁):組織変革のマネジメントについて学びます。
 ●論述課題とディスカッション
【第3回】
 ●講義:パナソニックの組織改革について学びます。
 ●ケースについてのディスカッション
【第4回】
 ●講義(282~290頁):従業員の仕事への態度とその尺度を学びます。
 ●論述課題とディスカッション
【第5回】
 ●講義(290~308頁):従業員の性格や認知が与える影響と従業員による学習について学びます。
 ●論述課題とディスカッション
【第6回】
 ●講義(316~325頁):グループ行動を説明する主要概念とグループの発展過程について学びます。
 ●論述課題とディスカッション
【第7回】
 ●講義(325~337頁):業務チームの類型とそのマネジメントについて学びます。
 ●論述課題とディスカッション
【第8回】
 ●講義(348~362頁):モチベーションの理論について学びます。
 ●論述課題とディスカッション
【第9回】
 ●講義(378~396頁):リーダーシップの理論について学びます。
 ●論述課題とディスカッション
【第10回】
 ●講義(410~422頁):コミュニケーション・プロセスと効果的なコミュニケーションに必要な施策について学びます。
 ●論述課題とディスカッション
【第11回】
 ●講義(440~455頁):マネジャーによるコントロールのプロセスと手法について学びます。
 ●論述課題とディスカッション
【第12回】
 ●講義(468~472、483~495頁):オペレーション・マネジメントについて概説した上で、品質管理とプロジェクトのマネジメントについて学びます。
 ●論述課題とディスカッション
【第13回】
 ●講義(473~483頁):バリューチェーン・マネジメントについて学びます。
 ●論述課題とディスカッション
【第14回】
 ●講義(124~138頁):定量的意思決定の諸手法について学びます。
 ●論述課題とディスカッション
【第15回】
 ●講義:春学期のまとめ。講義の進捗状況によっては通常の講義を行います。
 ●テスト