Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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スポーツ環境論 I 谷崎 敦彦
選択必修  2単位
【経営】 17-1-1120-3242-33A

1. 授業の概要(ねらい)

 時代や社会が激しく変化する現代社会に於いて、スポーツを取り巻く環境、社会的な認識も急激にそして大きく変わりつつある。今日、スポーツは「世界共通の文化」として再定義された。又、「2020年東京オリンピック」を開催する我が国のスポーツ業界は日本内外より「現代社会に於いてスポーツどの様な貢献が出来るのか?/How Sports?」明確なメッセージを出すことを強く求められている。
 一方で明治以降スポーツの受け皿となって来た「学校」「企業」にも多くの問題が発生している。今後「スポーツ」の苗床となる場所は何処なのか? 「地域とプロ組織はスポーツにどう向き合うべきなのか?」「そもそもスポーツの価値とは何か?」「スポーツは社会基盤のどの分野で育成されるものなのか?」等社会学的な側面より解説を試みる。又今後、スポーツの「高度化」と「大衆化」と言った2つのベクトルの拡大は「少子高齢化」に悩まされる我々日本人にどの様な影響を及ぼすのかを詳細に解説する。

2.
授業の到達目標

 明治以降スポーツを概念として輸入した日本。近代から現代へ至る時代を俯瞰して学ぶことにより19世紀半ばに英国で発祥した近代スポーツが如何に日本の社会に導入され定着したのか?「日本国政府はこのスポーツを国の近代化に如何に活用したのか?」「スポーツ現場での体罰はなぜ減少しないのか?」「スポーツ現場に於ける男女の差別は何故未だに解消されないのか?」等スポーツの持つ今日的な課題を丁寧に学ぶことを目標とする。

3.
成績評価の方法および基準

 出  席:7割以上の出席を前提とする。出席点として30点
 レポート:期中に2回の課題レポート提出 20点
 期末試験:50点満点*自筆のノートのみ持ち込み許可とする。
 以上を総合的に評価する。

4.
教科書・参考書

 参考文献:『スポーツは誰のためのものか?』杉山 茂著(慶応義塾大学出版)

5.
準備学修の内容

 自分達が過去経験した又見聞した「部活動に於ける監督・コーチと選手の関係」「スポーツと暴力」、「指導者の体罰」「地域とスポーツ」などといった今日的なテーマについて新聞・WEBなど等にて情報収集を行うこと。

6.
その他履修上の注意事項

 日頃は冷静な日本国民が2014年「サッカーW-CUP」「2020年東京オリンピック誘致成功」には熱狂した。何故スポーツは国民を熱くするのか?国・政府は何故「スポーツ」の育成・強化に乗り出すのか? スポーツの持つ「価値」「影響力」「根源的な意義」について今一度皆で熟考して見たい。
 また、オリンピックやW-CUPに於ける日本の各メディアの報道のスタンスに付いても個人個人の視点を持って欲しい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス、授業の進め方、評価方法、留意点
【第2回】
 現代社会の考察
【第3回】
 日本人のスポーツ行動
【第4回】
 スポーツと自然環境
【第5回】
 日本人のスポーツ観
【第6回】
 スポーツと体育
【第7回】
 教育現場とスポーツ
【第8回】
 企業とスポーツ
【第9回】
 地域社会とスポーツ
【第10回】
 スポーツと産業
【第11回】
 国家とスポーツ
【第12回】
 障害者のスポーツ
【第13回】
 スポーツ実務者よりの講演
【第14回】
 スポーツに於ける性差問題
【第15回】
 纏めとテスト