Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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宿泊事業論 I 金  振晩
選択  2単位
【経営】 17-1-1130-1948-31A

1. 授業の概要(ねらい)

 急速に変化しつつある社会の価値観を踏まえ、観光産業、とりわけホスピタリティ産業の意味や役割、産業の全貌を概観する上で、宿泊産業のなすべき役割、そしてサービスとホスピタリティの本質の理解を目指す。具体的には、日本および欧米の宿泊(ホテル)産業に関する歴史・事業発展過程の解説を通じて宿泊(ホテル)ビジネス全般にわたる基礎知識およびサービスとホスピタリティ概念の相違等宿泊(ホテル)を取り巻くホスピタリティ産業を俯瞰的に解説する。

2.
授業の到達目標

 本講義の到達目標は下記のとおりである。
 ①宿泊産業を取り巻く環境を理解し、宿泊産業の現状を説明することができる。
 ②宿泊産業にかかわる諸理論を理解し、説明することができる。
 ③宿泊産業にかかわるステークホルダーの役割を理解することができる。

3.
成績評価の方法および基準

 小テスト(25%)、期末テスト(50%)、出席状況(15%)、授業態度(10%)。
 なお、7回以上欠席した場合は、その時点で不合格となる。妥当な理由のない2回の遅刻は欠席1回とする。
 講義に積極的に参加することを考慮し、成績に反映する。1回ほど外部講師をお招きし、講義を行うこともある。

4.
教科書・参考書

 テキストは指定しない。授業中に資料を配布する。
 【参考図書】
  ①フィリップコトラー・ジョンボーエン・ジェームズマーキンズ【著】、平林 祥【訳】
   『コトラーのホスピタリティ&ツーリズム・マーケティング 第3版』、ピアソン・エデュケーション
  ②伊丹 敬之・加護野 忠男 著『ゼミナール経営学入門 第3版』日本経済新聞社

5.
準備学修の内容

 前回の講義内容を復習してくること。

6.
その他履修上の注意事項

 ・上記の参考図書を講読することを進める。
 ・できれば、宿泊産業経営論IとII、両方の履修が望ましい。
 ・講義内容を含め、欠席等の出欠については、何でも先生に相談すること。
 ・講義中には、私語・雑談は厳禁。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス・観光とホスピタリティ産業
【第2回】
 宿泊産業の基礎的な性格及び経営特性
【第3回】
 欧米におけるホテルの起源と歴史的変遷
【第4回】
 日本における宿泊施設の起源と歴史的変遷
【第5回】
 宿泊産業のビジネススキームと特性
【第6回】
 宿泊産業のカテゴリー化
【第7回】
 ホテルの経営形態とホテルチェーン①
【第8回】
 ホテルの経営形態とホテルチェーン②
【第9回】
 宿泊施設の運営と経営指標①
【第10回】
 宿泊施設の運営と経営指標②
【第11回】
 ホテルと旅館の経営的特性の差異
【第12回】
 サービスとホスピタリティの相違性
【第13回】
 顧客満足とロイヤルティ
【第14回】
 多様な宿泊ビジネス
【第15回】
 総括とテスト